アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「不備手当」じゃなくて「こども手当」…ダイジョウブカァー?

2010年06月01日 | Weblog
 在日外国人の男が、タイで養子縁組をした554人分の子ども手当を申請しようとして却下されたというニュースが。554人ということは、毎月、約720万円のこども手当が…これはおいしい。月額、26,000円になったら、約1千440万円ですから!この男性の行為が不正なのか?それすら不明瞭な、不備だらけの子ども手当。
 不謹慎ではないのだろうが、こども手当商戦の活発化が賑やか。夫婦と子供の3人で食事して13,000円ポッキリのステーキハウスとか…。あ・の・なあ!毎月ステーキを喰わせるための手当じゃないと思うのだが…。
 
 少子化対策?「こども手当がもらえるから子供を作ろう!」そんな人っていますかねえ?私どもは、そんな手当なしで3人の子を育て上げました。「こども手当は、15年ほど遡って支給しろ!」とはいいませんがね。もう言ってしまったべってがぁ?
 もっとも、26,000円になる前に政権交代して、こども手当は消えてしまいそうですがね。

 しかし鳩山政権、何だったんでしょう?そのことを書き始めると、もう止まらんもんねー!になってしまうので視点を変えて、「やるじゃないか鳩山政権」…を。
 死に体というか、切られ与三郎というか…。可哀想な状況ですが、政権発足から9か月、「国民生活が第一」を掲げた民主党の政策は、着実に実現しはじめている…という見方も出来ます。部分においては、劇的に変わりつつあります。
 「高校授業料の無償化」は、ヒットです。高校生をもつ家庭は、ありがたくてありがたくて。新政権様々でしょう。

 現代の日本にあって、親が貧しいために、高校生活を続けられない子がいた…。
 2008年度、経済的理由で私立高校を中退した生徒は、1校当たり1.63人、2009年度は0.71人。3か月以上の学費滞納生徒は、189校で1,406人…。貧困ゆえ希望する教育を受けられないというのは・・・日本としては、「恥」ですからねえ。やったじゃないか!新政権。

 水俣病、B型肝炎訴訟…これもまあ、やったじゃないか新政権!の部類でしょう。JR不採用問題…これはダメダッタ!真実を観ることが出来なかったね、新政権。

 さて、不備だらけの、「こども手当」。
 家族を連れて海外勤務している日本人には支給されない。子供を本国に置いて、日本で仕事をしている外国人には支給される(…子供が、本国に554人いる場合は支給されないようですがね)。
 「母親から月に1,500万円のこども手当(お小遣い)をもらっている人の子」へも支給される(鳩山さんに、支給対象になる子がいれば当然支給されます。今のところいないみたいですが)。
 子どもができない家庭も、「こども手当の費用を負担する形」になりますが…。これって、なぜか矛盾を感じるような…感じないような…。
 こども手当での賭博はOK。その遊興費、つまり税金って…私たちのお金ですよね…。

 こども手当は、選挙のための人気とりの姑息な手段…まあ、ゲスの勘ぐりはやめといて最も心配なことは、「こども手当のばら撒きで、こども手当をもらった子供たちが将来増税という形でつけを払わされる」ことですね。

 なお、本当に少子化対策なら、「第二子からの支給」にすればよい。所詮フランスのマネなのですから、そこまでフランスに準じるべきでしょう。