アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

90年も日本につくした人を自殺させてはなりません

2011年07月25日 | Weblog
 家族類型の調査で、トップは何だったか?「夫婦に子ども一人という三人世帯(核家族化ってことで)」が、第一位じゃないのかって?残念でした。
 「夫婦のみの二人世帯」が、第一位?これもはずれ。
 総務省の2010年国勢調査の抽出速報集計では、「一人暮らし世帯の割合は初めて3割を超え、家族類型別の調査でトップになった」と。しかも、日本の総人口に占める老年人口(65歳以上)の割合は23.1%と、2回連続で世界最高だった。…予想は皆さんしていたと思いますが、実際に数字で示されると暗~い気持ちになってしまいます。高齢化という線路から抜け出せない。自分自身が、家族類型第一位、連続世界最高へまっしぐらですから。

 99歳の伯父が今春なくなりました。92歳の伯母は、お見舞いに行くたびに、「長生きしすぎた」と、嘆きます。90歳過ぎまで生きるのが、珍しくなくなってきております。

 そして、とうとう起きてはならない事態が起こってしまいました。
 ニュースのタイトルが、「お墓に避難します」だったので、津波の時には、「高台のお墓に避難する」という話かなと思ったら…
 福島県南相馬市内に住む93歳の女性が、「足手まといになる」「お墓に避難します」などと記した遺書を残して自殺したという。
 これはショッキングなことでした。93歳まで生きて、自殺しなければならなかった…

 年齢に関係なく、「自殺」は、いたましい。自殺者は出したくない。とりわけ、90年間にわたって、日本国のために尽くしてくださった方を、自殺させてはダメでしょう!「お墓に避難する自殺」は、国の威信をかけて防がなければならない自殺です。
 この自殺のあと、国として何か動きを見せたか?なーんもない!と、いうか国会では、すでに気にとめている議員さんもいない様子?

 「高齢者自殺防止法」を早急に成立させていただきたいです。
 盛り込む内容は…
 1 状況を事細かに把握し、自殺に結びつきそうな要素を改善する。
 2 「足手まといになってください」という宣伝をする。
 3 お墓よりも楽しい避難場所をつくる。
 4 高齢自殺者を出した市町村への罰則の強化。
 
 悲しいことは減らしましょう。高齢者を自殺させない国にしましょう。こういうことこそ「がんばろう日本」です。