アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「身体能力外国×日本」…ハイブリッドパワー炸裂かぁっ!

2016年02月10日 | Weblog
 日本のスポーツ界、「母親が日本人で、父親が外国出身の方の子どもさん」が大活躍してくれています。

 陸上短距離期待の新星、サニブラウン・アブデル・ハキームくんは、ガーナ人の父と日本人の母を両親に持つ。若干16歳の高校生。海外での大会の時、英語の実況アナが、「チャリーブラウン、チャリーブラウン・・・!」と連呼しておりました。私は、スヌーピーでもあるまいし、チャリーブラウンが100mに出場しているはずないだろうと思っていたら、チャリーブラウンではなく、「サニブラウン」だった。私のリスニング能力の問題…でしたぁ。不本意ですがね。鼓膜切開10回超の私ですから、そう聞こえてもしょうがないのです。サニブラウンくん、ハイブリッドパワーです。
 陸上中距離に、東洋大学のウォルシュ・ジュリアン・ジャミイくんがいる。ジャマイカ人の父と日本人の母を持つ。2015年ワールドリレーズの4×400mリレー日本代表。
 同じく陸上(中・長距離)に、ケニア人の父、日本人の母をもつ、高松望ムセンビちゃんがいる。妹も中・長距離の選手で強い。ハイブリッッドパワー炸裂!

 東北楽天ゴールデンイーグルスのオコエ瑠偉くんは、ご存じのとおり、父はナイジェリア人、母は日本人。瑠偉くんの妹、桃仁花(もにか)ちゃんは、バスケットボールで注目されています。ハイブリッド兄妹!頼もしいワ!

 サッカーでは、オナイウ阿道くん、 父がナイジェリア人で、母が日本人。
 鈴木武蔵くん、父がジャマイカ人で、母が日本人。阿道くんも、武蔵くんもリオオリンピックに日本代表として出ます。
 武蔵くんは、ジャマイカ人の血筋なのにボブスレーじゃなくてサッカーなのか?そう思われる方が多いと思います。ジャマイカ=ボブスレー…ですよね。「クール・ランニング」実話なんですから、抱腹絶倒でした。大好きなんですよ、あのような、「あり得ないようなことが本当にある」ということが!

 あれは、1988年のカルガリー五輪のはなし。ジャマイカのボブスレーは、今でも続いているのかって?堂々と続いていますよ。ジャマイカに雪が積もるようになったのかって?…積もるはずないでしょう!ジャマイカですよ!

 で、本論なんですが…前置き長っ!
 東京都大田区の町工場が、ボブスレーを制作しているのはご存じの通り。この「下町ボブスレー」、日本代表はソチの時に採用しなかった。で、平昌でも採用しないことを決めた。「下町ロケット」のようには行かなかった。

 と、と、ところが!ジャマイカのボブスレー代表チームが、「下町ボブスレー」を採用してくれた!ジャマイカと町工場のコラボレーションで、平昌五輪を目指す!
 えっ?下町ボブスレーは、高性能なのかって?高性能に決まっているでしょ!日本の技術ですよ。日本の町工場を侮ってはいけません。

 なお、下町ボブスレーは、ジャマイカに無償提供するんだと。太っ腹なんですよ、町工場は!人情がある。ジャマイカは資金難ですから、渡りに舟。
 凄い結果を出して、世界中に「ああっ!ギャーッ!ジャマイカ凄ーい!日本の町工場凄ーい!」と、言わせてほしいなあ!
 日本人が造り、ジャマイカ人が乗る、ハイブリッドパワー炸裂でしょうッ!