アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

蟻が考えてるよ、「アリィ?」

2017年07月08日 | Weblog
「人間は、虫がいい」昆虫が好きという事ではなく(ボケですから)「身勝手で、ずうずうしい」。なぜ、「虫なのか?」。…そういえば、「虫」がつく表現が結構ある。
 「虫の居所が悪い」「(腹の)虫が納まらない(納まる)」「虫が嫌う」「虫が好かない」「虫ずが走る」「疳の虫」「虫の知らせ」
 江戸時代には、「人の身体には9匹の虫が居て、感情や意識を呼び起こし人を操作する」と信じられていたわけでぇ。

 似非農民を自認する私、今期も、畑で苦戦を強いられておりまして、自分の時間が持てない。とにかく時間に追われ、自分の為に使える時間がない。
 で、寒さ、干ばつ、雑草のほかに私の畑作を失敗させようと襲ってくる敵は、「虫」。我が畑は、「完全無農薬」なので、「虫」にとって我が畑は天国。我が野菜は、「食い放題」。出た芽は坊主にされるし、葉は穴だらけ。

 質の悪いのは、「アリ」。畑のあちこちにある、「アリの巣」。巣の直径は、80~100cmの球体。手強いです。「アリの巣コロリ」…壊滅できず。「殺虫剤を巣穴へジェット噴射」…数日後、復興されてしまった。
 ゴジラと化した私は剣先スコップで、巣をほじくり返した!大混乱のアリども!「アッハッハ、ワッハッハ!無断で畑に巣を造りやがって!思い知ったかぁ!」腹の虫が少々納まりました。
 と、ところがである。「いっ!痛てて、痛ててぇ!」なんとアリが、私の体のどこをどう這い上がったか、首を噛みやがったのです。その数ぅ…目視できただけで20匹ほど。これがヒアリだったら!?と、ヒヤリとしました。
 アリには、非常時に対応する部隊がいるのですねえ!さなぎを持って右往左往する部隊のほかに、敵を殲滅せんと襲いかかる部隊。それにしても、どうして私を敵と認識したのでしょうか?分かるはずがないと思うのですかね。

 「アリは、益虫」と、言う人もおられる。その人たちだって、襲撃されたら考えを変えるんじゃないかな。虫のいい人たちです。申し訳ないが、私は、「害虫」と認定します。
 なぬ?「蟻は、虫偏に正義の義ですから、正真正銘、正義の虫。益虫だ」って?
 あ、あ、あのね、人間は、その時の都合で、どちらの側にでも付くのです。
 以上、「虫のいい話」でした。