アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

三首が大切…

2025年01月11日 | Weblog
「寒いときには『さんくび』を温めるといいよ」という情報が。身体の部位のことらしいのですが、どこが「さんくび」なのか解りませんでした。

 漢字では、「三首」と表記する。
「さんしゅ」と読むのであれば、「三首人」を思い浮かべます。顔が三つある人のこと。
 なぬ?顔が三つある人はあまりいないんじゃないかって?「結合双生児」がいますから、「結合三つ子」がいても不思議はないのでしょうが…。
「仏教や神道の寺院や神社には、三面(3つの顔)や三体(3つの姿)を持つ神像や仏像があったりします。
 三面大黒天(3つの顔を持つ大黒天)もあります。

「神話」にも出て来ます。たとえば、ギリシャ神話の「ヘカテ」。冥界と結びつき、妖怪の支配者とされた人(神?)。ヘカテの3面3体の像には、犬の肉が供えられるんだとか。
 クトゥルフ神話にも三首人が出てきます。ただ、クトゥルフ神話はいかにも胡散臭い。もっとも20世紀に作られた神話ですからね。自在に創作し放題。

 閑話休題。「さんくび」のことを書いているのでしたね。

「さんくび」は、何のこともなく…「首、手首、足首のこと」なのだと。
 長く生きていますが、そーゆう言い方をするとは知りませんでしたぁ。

 首は、象形文字。「髪と目を強調した象形」からできたもの。上部は髪の毛で、下は目です。人間の体、どこも大事ですが、頭と胴体の「繋ぎ目」が首ですから…首を刎ねられると大変なことになってしまいます。
 手首、足首も「繋ぎ目」重要な役割を持っている…。
 黒人奴隷は、「首には、鉄の輪」「手首には鉄の鎖」「足首の鉄輪には、鎖でつないだ足かせ」が。三首を押さえておけば逃げられないってこと。

 で、寒い時には、「三首」を暖めると良い。なんでも、太い動脈が三首の皮膚に近いところにあるのだそうで、気温の影響を受けやすいらしい。
 三首が冷えると、冷たい血液が体をめぐり、全身が冷える…分かりやすい。三首を温めると血行がよくなり、温かい血液が流れるため体があたたまる。

 なるほど!寒さ対策として、ストール、マフラー、ネックウォーマー、ネクタイが有効ということ。ウォームビズには、ネクタイ着用がいいということかぁ。
 手首はどうするんだって?そりゃあ…リストバンドとか手首ウォーマーでしょう。
 足首ですかぁ?足首には、「足かせ」でしょう!歩きづらいけどね。