1842年の生まれ。71歳になってから(1913年)、革命のまっただ中だったメキシコへ。そのまま行方不明。この人は誰でしょう?解る人は…あまり多くはないでしょう。米国のジャーナリストであり小説家であった、ビアス・アンブローズなんですがね。
「悪魔の辞典( The Devil's Dictionary)」の著者だといえば、「それなら知っている」と、いう人が俄然多くなる。1911年に、英国で発表された…小説?エッセイ?…早い話が書籍。ふつうの辞典の体裁で、さまざまな単語に再定義を行ったもの。その定義が痛烈な皮肉やブラックユーモアに満ち溢れている。辞書パロディの元祖。
読んでみたいって?古本(日本語訳)で、1円から売っている。図書館にはないのかって?何しろ発行が1911年ですから…。買って読むなら、筒井康隆さんが翻訳したものがおすすめ。筒井さん曰く、「ビアスの笑いは根底に憎悪や嫌悪感を持つ苦い笑いである」。
なぜ今、ビアスであり、悪魔の辞典なのかって?
広辞苑が、「還暦」を迎えたというのです。1955年に世に出た。大卒公務員の初任給が9千円だった当時、2千円で発売された。
広辞苑を引く度、「悪魔の辞典」が脳裏をよぎります。悪魔の辞典(新編)では、「辞典」について次のように述べています。
「言語の自由な成長を妨げ、言語を弾力のない固定したものにしようと案出された、悪意にみちた文筆関係の仕組み」…これだもんね!
悪意に満ちているのは、ビアスであって、広辞苑にはなんの悪意もない。毎日お世話になっています。
「悪魔の辞典( The Devil's Dictionary)」の著者だといえば、「それなら知っている」と、いう人が俄然多くなる。1911年に、英国で発表された…小説?エッセイ?…早い話が書籍。ふつうの辞典の体裁で、さまざまな単語に再定義を行ったもの。その定義が痛烈な皮肉やブラックユーモアに満ち溢れている。辞書パロディの元祖。
読んでみたいって?古本(日本語訳)で、1円から売っている。図書館にはないのかって?何しろ発行が1911年ですから…。買って読むなら、筒井康隆さんが翻訳したものがおすすめ。筒井さん曰く、「ビアスの笑いは根底に憎悪や嫌悪感を持つ苦い笑いである」。
なぜ今、ビアスであり、悪魔の辞典なのかって?
広辞苑が、「還暦」を迎えたというのです。1955年に世に出た。大卒公務員の初任給が9千円だった当時、2千円で発売された。
広辞苑を引く度、「悪魔の辞典」が脳裏をよぎります。悪魔の辞典(新編)では、「辞典」について次のように述べています。
「言語の自由な成長を妨げ、言語を弾力のない固定したものにしようと案出された、悪意にみちた文筆関係の仕組み」…これだもんね!
悪意に満ちているのは、ビアスであって、広辞苑にはなんの悪意もない。毎日お世話になっています。