アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

放射性物質がいよいよ身近に

2011年07月14日 | Weblog
福島から遠く離れたところに住んでいるので、「放射性物質」については、高見の見物状態で、何の心配もなく暮らしておりました。
 
 静岡からお茶を送っていただきました。
 新幹線静岡駅の「もみ出し茶」の旨さについては、何度も書きました。「またか!」と思われるのを覚悟で…、「お茶ってこんなに旨いものだったのか!」と感激しました。
 特に、「もみ出しカップ茶」がいいです。カップの底の凹部分にティーバッグを落とし込み、よく揉んで濃い目に出して飲む。他に、「横もみ新ポット茶」もある。新幹線サーブ(容器の会社名)からカネをもらっているのかって?それはないですが、一人でも多くの方に、静岡茶のおいしさを味わっていただきたく…。

 で、お茶を送っていただいたのですが、開封していきなり出てきたのが、「試験成績証明書」。びっくりしました。今頃、何の試験の成績証明書が送られてきたのか?最後に受けた試験は、数年前の、「TOEIC」。その成績証明書を、お茶と一緒に送ってくる?そんな奴はオランじゃろう!
 宇○山製茶株式会社宛の成績証明書で、発行者は、「(財)日本冷凍食品検査協会」でした。
 試験成績は…
 1 ヨウ素-131   …検出せず
 2 セシュウム-134 …130Bq/kg
3 セシュウム-137 …140Bq/kg
 試験方法は、ゲルマニュウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法。

 つまり、宇○山製茶さんが、独自に(財)日本冷凍食品検査協会へ検査を依頼し、自社製品の安全性を確認したというわけ。大変高価なお茶になってしまっているわけですね。我が家はもちろんお茶を飲みますが、むしろ、「お茶を食べる」ほうが多い。安全でおいしいお茶はありがたいです。どうやってお茶を食べるかですが、粉にして、朝食のヨーグルトにかけるのです。(自宅での朝食では必ず食べています)わけの分からないサプリメントより体に良いです。
 それにしても、放射性物質関連の書類がお茶に入ってきたことで、「いよいよ身近に来た」と、緊張しました。

 お茶の成績証明に驚いた翌日のニュースが、「福島県南相馬市の農家が出荷した11頭の肉用牛から、国の基準を超える放射性セシウムが検出された。出荷時には発見できず、東京都内の食肉処理場のサンプル調査で判明した。11都道府県で流通し、一部は消費されたと見られる。問題の牛を出荷した農家は、聞き取り調査に対して、正直に答えなかったという」。

 専門家の談話として、「その肉を毎日、長期にわたって食べ続けない限り、健康に影響するレベルではない。過剰に心配する必要はない」と。こういうのって嫌ですよ。だったら、基準値もヘチマも設けるなって!え?ヘチマは設けていないって?そうゆう問題じゃないっ!

 いよいよ、放射性物質が、身近に迫ってきました…。