アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

トイレ後進国 ロシア

2012年10月26日 | Weblog
 ロシアの良くないところばかり書いておりますが…トイレが良くない。
 まず、街中でトイレへ行きたいと思っても…ない!コンビニへ行けばいいだろうって?あ、あのね、首都モスクワにもコンビニは無いから!
 「街を歩いているモスクワ市民だって、トイレへ行きたい人がいるだろう。その人達はどうしているんだ?」…ロシアの皆さんは、膀胱が大きいのか、我慢できるようです。直腸も貯糞量が大きいのかって?いくら物知りの私でも、ロシア人の直腸については分かりません。(推測は出来ますが、それを書いてしまうと国際指名手配されそう)

 旅行中このようなことがありました。
 セルギエフ・ポサードという、「黄金の環」の一つの町へ着いたのは午後5時30分。なぜ観光地にそんな時間に着いたか?理由は簡単、「渋滞」のため遅れたのです。そこで勃発した大問題は…観光予定の修道院が閉じており、トイレをつかわせてもらう事が出来なくなった。添乗員と現地ガイドのバトルを、「イヤホンガイド(ガイドの説明を、参加者が聴く無線のイヤホン)」を通じてツアー参加の全員が聴かされるハメとなった…。

 添乗員:「ほかにトイレは無いの?」
 ガイド:「ありません。私は知りません。1時間前にトイレへ寄ったばかりですよ。もうトイレへいきたいなんておかしい」
 添乗員:「…ど、どこかに…」
 ガイド:「おかしい!おかしい、絶対おかしい」

 尿意をもよおした人は、「おかしい人」にされてしまいました。結局、膀胱をパンパンに膨らませた人々を乗せたバスは走り出しました。最終的にお漏らしした人はいなかったからよかったものの…かなり切ない思いをした人がいたことは確かです。

 レストランに入るとトイレはあるのですが、「男女兼用トイレで個室が2つ(男子の小便用便器が無いところの方が多いのか?)」…これ、スタンダード?

 誇張して書いているだろうと勘ぐっておられる方に決定的な事実を一つ。
 モスクワの空の玄関は、「シェレメチボ空港」。新しくできた、綺麗で、大きな空港です。この巨大な空港ビル…な、な、なんと!1階にはトイレが全くないのです。どうゆうこと?「1階利用客は、外で済ます…つまり青空トイレで良いじゃないの!」ということ? 2階にはトイレがありました。し、しかし、ロシアの首都、モスクワの玄関口のシェレメチボ空港のトイレなのに…「使用した紙(早い話が、尻を拭いた紙)を水洗トイレに流してはいけない。ゴミ箱に入れなさい」…。こういう事があるのです。
 モスクワのガイドの言葉を借りると、「おかしい!」…です。