アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

子どもも老人も行方不明になる…

2013年01月16日 | Weblog
 「子どもが突然、いなくなる。全国で1年以上消息を絶っている児童生徒は千人近く」…これって、どこの国のこと?なんと、日本でした。おとぎ話ではなく、現在の話。(2013年1月8日の神戸新聞)
 新聞が捏造記事を書くわけもなく…俄には信じがたいが、事実なのでしょう。

 記事によると…
 ○ 入学するはずの子が入学式に現れない。
 ○ ある日を境に学校に来なくなる。家は無人で、どこに行ったか誰も知らない。 このような小中学生が兵庫県内に42人いるという。
住民票を残したまま1年以上も所在不明の場合は、文科省に報告されるのですが、兵庫県では、行方不明の42人中、28人がこれに該当するのだと。
 日本全国では千人近い児童生徒が1年以上も消息を絶っているのだと。

 こんなことになっていたのか日本は!およそ千人の子ども達…借金からの家族ぐるみの夜逃げとか、夫などからの暴力を避けるため、母親が子どもと身を隠したとかが考えられるが。
 もっとも、そのケースはまだ幸せか。親が子連れで職場を転々としているのが幸せとはどうゆうことかって?「命がある」ことが考えられるからです。命さえあれば何とかなるものです。気の毒なのは、すでに亡くなっている子どもも多いだろうなあということ。どんな状況であっても、若い人に先に逝かれるのは辛いです。
生きている子たちについても、本気で捜そうとする人がいないまま、人々の記憶から薄れていくのでしょう。

 雪かきをしていたら、2人の警察官が棒で道路傍の雪の山を突きながらやって来ました。
 「1月3日から、西高校の近くに住む70歳過ぎの老婆が行方不明なんです…」
 「この正月は、ずっとこうやって探しています」
 「犯罪に巻き込まれた形跡もなく…ひょっこり還ってくるかも知れないので、公開捜査できずにいるんです…」
 警察官に愚痴をこぼされても…。「そうですかぁ。大変ですねえ。お婆さんどこへ行ったのでしょうねえ」と、合いの手を入れるしかありませんでした。

 子どもも行方不明になる。老人も行方不明になる…。がんばれぇー…ニッポン…。