アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

団塊世代の英語・・・

2008年05月11日 | Weblog
 25年前の教え子3人が、「遊びに行きます」と、連絡してきた。370kmのドライブをして・・・。恩師の私としては、どう対処すべきであろうか・・・。
 そして、5月10日、40歳を超えた3人の御婦人たちが来てくれた。定年退職し、勤務していた所から400km近く離れた所に住みはじめた還暦男に会いに。ありがたいことである。定年退職の1か月半前から、「勇退激励会」「還暦祝いの会」「送別会」が続き・・・そのたびに最大級のお褒めの言葉の数々をいただいた。3月中旬につくづく感じた。「これは生前葬だな」と。参会してくださった皆様への御挨拶は、ただただ「有り難うございました」しかなかった。その通りだから。
 それで、今日のこと・・・正午近くに電話が入った
「近くまで来ています。昼食をとってからうかがいま~す」
「我が家で昼食を用意するから」
「いえいえ、それは・・・」
 何とか強引に、我が家で昼食をとることにしていただいた。
 4時間半滞在していただいたが・・・参った!なんと、3人のそれぞれの25年前の思い出話は、私の忘却の彼方にあること・・・、言われると、「ああ、そうだった!」と思い当たる節ばかり。「もうやめてぇ!」と言いたかったヨ。
 その一つを開陳すると…
「先生、私たちを叱っているとき、『君達、私が知らないとでも思っているのかぁ!私の目は、節穴だぞ!』って、言ったもんね~。怒っていたので、おもしろいからと笑うわけにもいかず…あのときは、本当に困りましたよ~。」 国語教師であった私は、もちろん「目が節穴」の正しい意味を知っていました(コレホント!)。あのときは…私の語気に気圧され、途方に暮れていた40人の生徒達を笑わせてやろうかと思ってのボケだったのだが・・・。
 もう一つ…
「私は、英語は全く分からなかった。まじめに授業を受けたのは、先生がおもしろかったから・・・」
「まず、英語っておもしろいな~と感じてもらうことが第一だからね」
「英語じゃなくて、先生がどんなギャグを言うかに気をとられて、英語は全く…」
 私は英語教師でもありました。
 団塊世代の英語は、かなりダメなもの・・・。私も、中・高では、全くわからなかった。というより、英語教員がダメだった。教師だった私が言うのだから、正真正銘です。中学校の英語教員は、教師用マニュアルで、英語にカタカナのルビがふってあるものを読んでいた。「『ジスイズアペン』『これは、ペンです』という意味です。」これが英語の授業。「グラマー・トランスレイテッド・メソッド」ってやつです。高校の英語教員など、「こんなもん分からんのか」で終わり。英語力などつくわけがない。英語は、ただ単に、「忌まわしいもの」
 ところが、1966年8月6日、羽田空港で、カシアス・クレイとブライアン・ロンドンの(ボクシングの)試合を中継のテレビで見ていたら、アメリカ人と思われる白人に話しかけられた。
 「ェズイスクレイ?」
 「・・・・・・・」
 近くに居た、50歳過ぎと思われる男が、
 「Yes, this is Cley. 」
 これで発憤した。羽田からの帰り道、下高井戸にあった、「ダニエル米語学院」に入学した。大学はどうしたかって?『学園紛争世代&安保がらみの全共闘世代』1年間通ったら、2年目は学生側のストライキ。3年目は、学校側のロックアウト。4年目は、通常!つまり、4年制の大学を2年だけ通って卒業。いくら優秀だからって(?)このようなことは滅多にない。しかも、ストライキ、ロックアウトの間に、英会話の学校へ通ったという。向学心を絵に描いたような!そんな訳で、英語教員免許状も取得しておりました。
 で、3人の教え子の皆さんは・・・①1万円分の図書カード。②生しいたけ一箱。③果物アラカルト(アップルマンゴー入り)。④教え子である今金町の、いけ麺(ラーメン屋さん0137-82-0009)の社長さんからの還暦男へのプレゼント、『いけ麺2種類6食分セット』と、いうおみやげ持参・・・。生前葬がまだ続いていた。4時間半、笑いっぱなしでした。退職後、こんなに笑ったことなし。二度とないかも・・・。

5年分の追徴課税

2008年05月09日 | Weblog
 せっせと財形住宅預金をしてきた。銀行から、「・・・御退職後1年以内に建設資金として払い出ししないと、資格を喪失され課税扱いとなり5年分の追徴課税がかかります。」という連絡が。家を建てる計画は…なし。よって、建設資金としての払い出しはできない。家族会議の結果、ご、ご、5年分の追徴課税覚悟で解約することに!
 そして、今日、北海道庁1FのH銀行道庁支店へ!いったい何十万円課税されるのだろう・・・?それでぇ…結果は、国税、地方税合わせて、「408円!」なんなんだぁ!あまりにも人騒がせな!「5年分の追徴課税」という言葉の響きから、大変な額かと思ったよ!その帰り、道庁を出たところで、守衛さんに呼び止められた。
 「そこは車道ですから、歩道を歩いてください。」だって!

 中国の胡錦涛国家主席が、早稲田大学で、「卓球少女愛ちゃん」(大学生なので、「卓球お姉さん愛ちゃん」かな?)と卓球対決した。で…、錦さんなんだけど・・・卓球の時メガネを外していた・・・還暦男としてはそれが不可解?近視なら、メガネを外したら卓球の球が見えんべ。老眼なら、常時眼鏡使用でなくても・・・。乱視ならメガネをかけた方が・・・。還暦男の眼鏡に関する知識では、錦さんの行為は、分かりませんねえ?

食べ物は聖域に~あんまりだべ船場さん~

2008年05月08日 | Weblog
 歌舞伎座に、「吉兆」が、入っていた(テナント)。「庶民は、御遠慮を!」という感じ・・・。誰にも何も言わせないよ、という威厳のある店だった。しかし、but,(吉兆を名乗るのは、5社あり、それぞれ別会社ということだが) 同じく「吉兆」を名乗る、船場吉兆…客の食べ残しを,別の客へ出していた!そ、そ、そんなこと、大衆食堂でもありえないよ!(大衆食堂さんごめん)し、し、しかも、あの「頭が真っ白になってって言いなさい。」の社長さん、言ってくれました。「食べ残しではなく、残されたお料理と言え」と…。「島流しにしろ!」ではなく、「無人島に生涯住んでいただきたい」ですね。
 還暦男が憤りを感じるのは、「ああやっぱり、吉兆の料理はたいしたものだ。」と他人の食い残しを褒め称えて食べた人が、あまりにも不憫だから。裸の王様というか、ピエロというか・・・。その客が、なけなしの金をはたいての、一生に一度の高級料亭だったとしたら・・・。
 似たような話は、ミートポープの牛の挽肉。「やっぱり、牛の挽肉は旨いね!」「そうだねぇ!お父さんが一生懸命働いてくれるから、おまえたちが牛の挽肉入りハンバーグが食べられるんだよ」と、「内臓に血を混ぜて挽いたものでハンバーグを作って」食べた家族もたくさんあったことでしょう。悪事に卑劣もへちまもないかもしれないけど、食べ物は聖域にしましょうよ。

May.7.2008

2008年05月08日 | Weblog
定年退職して1か月。まだまだやれるのに・・・仕事がない。と、言うより、やりたい仕事がない。その道では、「大○○」と言われた(誰が言ったかって?そりゃあ・・・)ので、単にお金をいただく仕事はできない。プライドっつうものがある!お金はいらないから、何かしたい。社会とつながった何かを。今の暮らしは、家内としか会話しない日さえある。これは困ったもの。危機感を覚える。働きに出る家内を見送って、朝食の茶碗を洗って、洗濯して・・・専業主夫。元同業者で、退職後1か月で、胃潰瘍になった人も。「サンデー毎日」のストレスは、簡単に胃に穴を開けてしまう。侮れない。
 あと・・・どーも脳が変だ。物忘れするし・・・。朝、蜂蜜で脳の活性化を図るようにしているが、血糖値との折り合い上スプーン一杯に。子供の頃、「おめざ」が楽しみだった(おめざ:起床時に食べる菓子のたぐい。起きると親が、「おめざだよ」と、甘いものをくれた。完全に死語だね・・・)。今思えば、あれは脳の活性化のためだったのだろう。ところが今の親はどーだ?面倒なので、乳児の時期から朝食抜きに育てている母親も(コレホント!)「早寝早起き朝御飯」が盛んに言われている。それって、誰の役目よオ!学校までが、「早寝早起き朝御飯」を奨励。いつから学校が親を教育するようになったの?
 外で畑をいじっていたら、上空を北へ帰る渡り鳥の編隊が。トリインフルエンザ・・・「どのルートで飛んだかは、白鳥に聞いてみなけりゃわからない」おいおいそんなコメント、鳥類の渡りに詳しい大学院教授でなくても出来ます。明日は何しようかな。