アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

しばらくお休みします…検査入院のため…

2020年06月25日 | Weblog
 「自分の考えってものはないのか!」って思うんです…

 出ました!何が出たか?「ニット帽のおばさまです」。プールの帰り、前を歩く還暦前後の体格の良い女性が、この暑いのにニット帽を着用しておりました。
 「うわっ!この時期に毛糸の帽子かよっ!」と、私。
 「ファッションでしょっ」と、かみさん。
 かみさんのステレオタイプにはいつも閉口しているのですがね。このたびは、「ユニクロがマスクを発売したので買いに行かなくちゃあ!」
 「高性能フィルターで飛沫をブロック。なめらかな肌ざわり。洗えるエアリズムマスク新登場。3枚組で、990円」こういう謳い文句にすこぶる弱い。性善説の権化見たいな人なので、「疑う」ってことが無い。宣伝に踊らされているんですよね。

 「世界一不味いラーメン」を食べさせられたことがありました。芝桜を見ての帰り、お昼でも食べようかということになりました。そのとき、イヤーな予感が。前方にプレハブ小屋のラーメン屋がありまして…「のぼり旗」が出ておりまして、「旨っ!」と染め抜いてありました。かみさんの注意を逸らしたのですが、見つけられてしまいました。
 「ここにする!『旨っ!』と書いてあるよっ!」
 「あ、あのね、『不味っ!』というのぼり旗を出すラーメン屋がどこにありますか!それに、プレハブだよ!ほかをあたろうよ」
 「嘘を書かないでしょ。旨いから『旨っ!』なのです!」・・・人を疑うということがない…。よくもまあ、騙されることもなく還暦すぎまで無事生きてきたものです。
 で、ラーメンの味は…、不味いのなんの!味には文句を言わない私が、「世界一不味い」という評価を下しました。さすがのかみさんも、「これの、どこが『旨っ!』なの?味をつけるのを忘れてるよ」と、厨房に乱入しそうになりましたので、制止しました。

 で、暑いですよね!マスクはしょうがないですが、「ニット帽」って、必要ですか?
 ニュースで放映される街の人々、一部ではありますが、若者からホームレスの方とか、高齢の方も、「ニット帽にマスク、半袖シャツ、短パン」。日本には、「頭寒足熱」という言葉があります。いつから、「頭熱足寒」が市民権を得たのか?

 ニット帽屋さんの謳い文句・・・「ニット帽は冬のイメージが強いですが、アイテム数が少なく着こなしが簡素になる夏こそ出番! 夏に選ぶべき素材からおすすめのニット帽まで、余すとことなく…」
 びっくりしたぁあ!夏こそ「ニット帽」なんだとぉ!国会で決めたのかぁ?
 こっそり調べたニット帽屋のキャッチコピー…
1 かぶり方一つでファッションを個性的に演出できるニット帽・・・だったら、ニット帽でなくてもいいんじゃないの?
2 清涼ニット帽!・・・おいおい、やっぱり暑いってことじゃないか!「ニット帽 我慢大会」の時に清涼ニット帽は反則だぞ!その前に夏に毛糸の帽子をかぶるのは頼むからやめてくれ。脳が煮えたらどうする!
 3 夏でもかぶれる薄手のニット帽…だ、だから、そうまでして夏にニット帽をかぶらせたいか!

 なぬ?「夏のニット帽を批判するのはおかしいぞ。夏にダウンのコートを着たっていいじゃないか」って?
 ハイハイ、ニット帽への批判のようになっておりますが、「宣伝に踊らされて、ニット帽でなけりゃ『ダサイやつ』と、見られてしまう。暑くても我慢して、臭くても我慢して、ニット帽を着用しよう」という人に、「自分の考えというものをもてよっ」と、言いたかったわけで。
 なぬ?「かみさんは、当然ニット帽を愛用しているんだろうなあ。自分の考えというものを持たず、ニット帽の宣伝を真に受けるだろうから」って?
 あ、あのね、そうじゃなくてぇ、かみさんの場合、自分の考えはあるんですよ。ただ、性善説の権化で、キャッチコピーを100%信用するってだけです。見栄を気にして、暑くてもニット帽をかぶるってことはぁないと思いますがね。「夏のニット帽は、ファッション」と、いうことも知っているようですし。
 ただぁ、「夏こそニット帽」のキャッチコピーがかみさんの目に入らないように十分注意しなきゃ…。
 なお、かみさんには恩返しできないほどお世話になっております。「ユニクロのマスク?たくさん買ってね」と、言います。ニット帽?ほしいと言い出されたらぁ、「いいとおもうよぉ~!夏こそニットだよね!」とはぁ……言いたくないけど、言います。

 で、不肖アンティークマン、6月26日から検査のため、1週間の予定で入院です。「腰部脊柱管狭窄の手術」「大動脈弁移植手術」に耐えられるかどうかの検査です。心臓の検査では、カテーテルも!怖いなあ。もっとも、その後に続くであろう大きな手術の方が怖いですけどね。生還できたら、またアンティークマンブログを書きまぁ~す。

FGMは撲滅っ!サーカムシジョンはぁ…

2020年06月25日 | Weblog
    で、前回の続きなのですが、アグネス・チャンさんが、ソマリアへ行った。
 アグネス・チャンさんが行った当時、ソマリアの女性の97%は、「FGM(Female Genital Mutilation)」をされていました。FGM、日本語にすると、「性器切除」です。「陰核の一部または全部の除去」「陰核と小陰唇の全部または一部除去」「大陰唇・小陰唇の切除、再配置による膣口の狭小化」…ほとんど、麻酔なし。何人もで押さえつけての性器切除…。
 ナイフがなければ、石斧で切る。消毒?あるはずない。ですから、感染症、後遺症が出ないはずがない。医者が切るのかって?あ、あのね、医者が石斧で切るかっ!施術者は村の女性です。そもそも、石斧って…薪を割ったりするものでは?

 FGM、様々な民族の伝統的な通過儀礼だという!他民族の慣習に口出しをして申し訳ないが…FGMは、いいとか悪いとかの以前の問題。地球上からなくさなければならないと思います。アグネス・チャン大使は、FGM根絶に向けた活動をしました。
 FGMを女子割礼とする民族もあるようですが、「サーカムシジョン(circumcision、日本では『割礼』と呼ばれています。儀式的、宗教的理由から男子の陰茎包皮を切除する手術)」とは一緒にならないと思います。FGMとサーカムシジョンは、違うものだと思います。 

 今は無くなっているようですが、過去にあった特異なサーカムシジョンは・・・ アボリジニは、尿道の下部を切開する「尿道割礼」が行われていました。どこから、「オシッコ」が出たのでしょうか?
 ホッテントット族(南ア)は、片方の睾丸を摘出する「半去勢」が行われていました。これも、麻酔なしとか石斧とかで行われていたのでしょうねえ。半去勢は、ポナペ島(ミクロネシア連邦)にもあった。ホッテントット族と、ポナペの習慣が同じとは!人間って、同じようなことを考えるのですね。だけど、去勢と割礼を混同されちゃあかないませんなあ!

 我が家の二男が、ボストンの「ブリガム&ウイミンズホスピタル」で生まれたとき、「サーカムシジョンしますか?」と、尋ねられました。
 アボリジニーやホッテントットが脳裏をよぎり、即座に「No!日本人は、サーカムシジョンはしないんだ」と、断った。…あのとき、サーカムシジョンの意味が分からず、「Oh!Yes!Please!」と、言っていたらどうなっていたのか?二男の睾丸が危なかったかも。

 ユダヤの割礼は縦切りです。13歳になるとき、形成の手術…おっと、この話題になってしまうと、次々とユダヤ教全体へ波及していくのでエンドレス。よって、話をアグネスへ戻します。

 アグネスの調査、報告は、ハチドリの一滴でした。世界が呼応した形になりました。アグネスのおかげとは、一言も言っていませんからね。ハチドリの一滴であったことは確かです。私のような、カラスの涎(よだれ)では、FGMに何の影響も与えれません。
 近年、FGMが大幅に減少しています。90%超だったFGMは、7%程度まで減少。これは、たいへんな成果だといえます。早く0%にしたいですね。

 アグネス・チャンさん(ユニセフ・アジア親善大使)は、ちょうど1年前、西アフリカのニジェールへ行っています。なにをしにニジェールへ行ったかって?詳しく書きますと、膨大になりますから、ほんの一部だけを書きますと…
 ニジェールが最貧国ラインにいることはご存じの通り。そんな中、おきまりの、高い出生率。世帯人数の増加→栄養不良の子どもの増加。こうした負の連鎖の背景には、児童婚や一夫多妻が一般的だというニジェールの伝統的な規範があります。その状況を視察するために行きました。(ユニセフは、子どもたちの命を守る活動にとどまらず、代替教育や女子教育、子どもや若者への職業訓練、地域全体への啓発活動といった取り組みをしています。よくやってくれています)
 なぬ?「アグネスは普段どんな暮らしをしているか」って?普段は、64歳の女性ですよ。もうすぐ(8月20日)65歳になります。お友達の家へ行って「餃子」を作ったりぃ。そうそう、最近は昼食(おやつ?)に、オートミール(インスタントで、お湯を入れるだけ)を食べたり…まっ普通のおばさん、じゃなくて女性ですね。基本的に食べるのが大好きみたいです。