JFTグレ競技では、基本的には、体長25㎝以上のグレを検量対象にしています。しかし、そのサイズが中々取れなかった影響で体長23㎝に落としておりました。
しかし、グレの23㎝のサイズを良く思いついたと思います。23cm前後のグレは、微妙に多く検寸の際に多くの審査員を困らせたサイズなのです。1mmの差で審査対象になる、ならないが沢山おり、数々の泣き笑いの物語が生まれました。
今年から25cmに戻す可能性があります。25cmを超えるグレの釣果だと、宇和島湾内九島周りでの試合だと、今までの釣果の三分の一程度に落ちます。しかし、船長の指示で釣り上げたグレは、その場では放流できません。結果、持ち帰って港の周りの家に食べて下さいと配るなどしておりました。選手二人が釣り上げた最高釣果は32キロと27キロ、合わせて59キロも2時間の試合で釣り上げます。選手48名が釣り上げたグレの重量想像できますか?競技の後の釣り上げたグレの後始末が大変なのです。
メーカーの大会では、25㎝オーバーで5匹の重量が多く採用されています。大会で乱獲をしないというメーカーの意思表示だと思いますが・・・
審査サイズが変わることで、釣り方がかなり変わります。今まで数釣りでどうにか勝っていたのが、一発逆転の可能性も生まれてきます。試合が面白くなります。ヒラヒラと上がってくるグレよりも、重量感のあるグレのほうが面白いし、通常23㎝前後のグレは、持ち帰りません。
10月19・20日宇和島でのJFTグレ競技は、今までと一味違う楽しみが生まれます。