宇佐川の美味い鮎を食べてもらおうと一生懸命釣ったのだが、F社の部長がヘルニアで急遽帰京することになってしまいました。従兄弟に言って宇佐川の鮎を一緒に食べに行こうと誘い、夫婦で行くことになりました。
持ち帰った28匹の鮎の内、生きた状態で横川の小波に持ち帰ったのが12匹でした。持ち帰る途中、深谷の冷たい水(22度)で落ち着かせたのだが、その時点で1匹横になっていた。そのまま帰ったら全滅だっただろう。15分くらい川に浸け、その間に着替えました。横川までのルートは、深谷から吉和方面に、途中佐伯方面に下ったのだが、佐伯カントリーを過ぎた頃から何故か渋滞になった。
このままだと鮎が全滅になるということで、湯来への道へ左折して帰ることにした。高速4号線を通って横川の小波までが、1時間40分も掛ってしまいました。急いでクールバックのフタを開けたらエアーポンプの前に置いていた氷がまだ解けていない。ひんやりとした冷気が顔を引き締めてくれた。小波の水槽に入れる際、心配していた事も無く、12匹全部元気に泳いでくれました。
そんな苦労をした鮎なので本当に判って喜んでもらえる人に食べてもらいたいと思うのは、私だけだろうか?前もって鮎寿司を頼み、鮎飯もお願いしたのだが、鮎の数が足らないと言われた。一升に20匹の鮎を入れないと本当の鮎飯の味が出ないそうだ。
従兄弟の知り合いの家族も呼んで総勢7名で鮎づくしを楽しんだ。エビスの生ビールは、本当にコクがあって美味い、一気に飲み干してしまいました。その後は、髙津川筋の柿木村にあるハトの湯にある食堂で出している鹿児島の黒麹づくりの芋焼酎を水割りで飲んでみた。
その芋焼酎は、コクがあり、また、芋独特の甘みも微かに感じられるとても美味い焼酎でした。食堂の女将が鹿児島出身で、結構色々な銘柄の焼酎が店に並んでいる。自分の名前をつけた焼酎なのでよほどと思っていたが、これで納得しました。数万もする焼酎も美味いが、名も知れぬ酒蔵も捨てたものではない。銘柄?会社名を頭に入れ、来年の鹿児島出張の際、近くに寄ったら伺ってみたいと思う一品です。