浦和戦ゲーム前のビッグスワン前広場の混雑ぶりには、本当にビックリしました。「久しぶりにこれだけの人がビッグスワンに集まったわい!」とボクなんか感動しましたよ。あまりの人の多さに、カナールステージの演奏を聴くのも、「ジャイアントキリング」のマスコットのパッカ君を捜すのも忘れてしまっていたほどです。「パッカ君はハーフタイムに場内を一周するだろうから、その時に見ればいいや」と考えていたのですが、甘かったですね。ハーフタイムに場内を一周したのは、パッカ君ではなく海猿の皆さんでした。
でも冒頭の画像のように、関川村の「大したもん蛇」さんとは、しっかりご挨拶することができました。なんたって、昨シーズンに「大したもん蛇」が登場した清水エスパルス戦は、4-0の快勝でしたからね。関川村役場観光課(予想)の人が、「アルビにとって縁起がいい蛇ですから、触っていってくださいよ」とPRするものですから、ボクら夫婦もクビの鈴を鳴らして必勝祈願をいたしました。八百妻は一緒に記念撮影です。
はい。こちらがギネスにも登録されている、長さ82.8m、重さ2tの大蛇は村民の手作りで、竹とワラで作った世界一長い蛇であります。いや、すばらしい!だいたいボクなんか、このネーミングに感心しますよ。「たいしたもんだ!」が「大したもん蛇」ですからね。正真正銘のオヤジギャグですよ。関川村役場の観光課長の発案かな(笑)?
この、長さ82.8mには大きな意味があって、多くの犠牲者を出した昭和42年8月28日の羽越大水害を忘れないため、犠牲者への鎮魂の意味が込められているのだそうです。関川村の「大したもん蛇祭り」も8月28日に行われるのだそうです。
羽越大水害といえば、三川村(現・阿賀町)の中学生が歌い継いでいる「組曲・阿賀野川」も、この水害をテーマにしていますよね。確か、地元中学校の卒業生がミュージシャンになって、この「組曲・阿賀野川」をロックにアレンジしてCD化したというニュースを、新聞の記事で読んだ記憶があります。下越地方に住む皆さんにとって、羽越大水害は忘れられない自然災害、子孫に語り引き継いでいく自然災害なのでしょうね。ボクら中越地区の人間にとっての中越大震災や中越沖地震と同じようにね。
ビッグスワンで、このような県下各地域の市町村のPRをすることはとてもいいことですよね。今までにも山古志のアルパカがやってきたりとか、白根の果物を販売したり試食コーナーで食べさせてもらったりとかあったけど、とてもいいことだと思います。アルビレックス新潟は、新潟市と聖籠町だけじゃなくて、新潟県全体で応援していこうという姿勢を大事にしてほしいと思います。
そうそう、ハーフタイムに海上保安庁の海猿と一緒に、「大したもん蛇」も場内を一周したのでした。ちょっと急ぎ気味でしたけどね。