25日の町田戦はキックオフ数時間前の豪雨と雷のため、ビッグスワンでの観戦を断念したサポーターも少なからずいたようです。ボクの知り合いの長岡市在住のアルビサポも、「自宅を出発して高速道路に乗ろうとしたら、真っ黒な雲と稲光。それに土砂降りの雨まで降ってきたので、自宅に引き返してDAZN観戦にした」と言っていました。
ボクら夫婦は、ビッグスワンが暗雲に包みこまれ始めたもののまだ雨はふり始めていない頃、N抽選先行入場の16時半前にスタジアム内に入場し、雨の当たらない席を確保できましたので、試合前、試合中、試合後も含めて雨には当たらずに観戦できました。だけど、その後に入場してきたサポの中には、ポンチョを着てずぶ濡れになって来た方も多くいらっしゃいました。
とは言えビッグスワン周辺もかなりの降雨でしたので、ボクらは入場してからキックオフまでの約2時間はスタジアム周辺を散策する気もおきず、自席でじっと待つ時間となりました。電波が悪くてスマホは繋がりにくいし、晩ごはんのおにぎりを食べた後は退屈な時間になるはずでした。夫婦の会話もそんなには弾まないしね(笑)。
ところが今回の町田戦は、ゲーム前のかなり長い待ち時間も、選手のウォーミングアップ時も、ハーフタイム時も、とても心地よく過ごすことができました。と言うのも、1つだけ空いてたボクら夫婦の隣の席に「この席、空いていますか?」と座ったボクらよりも2周りほど若い男性が、とても気さくで話し好きで、終始楽しい会話が弾んだんですよ。
彼は神奈川在住のアルビサポながら、シーズンパスを購入して可能な限りビッグスワン通いをしてるという強者です。奥さんも息子さんもアルビサポなのですが、今回は日曜のナイトゲームということで、彼単独での参加。弾丸日帰り観戦で、ゲーム後は直ぐに高速に乗って帰宅するとのことでした。
「新潟県のご出身なんですか?」とお聞きしたところ、新潟には縁もゆかりも無いとのこと。「アルビレックスのサッカーに魅力を感じて家族でアルビサポになった」のだそうですよ。いやぁ〜!嬉しいねぇ。そんな方もいらっしゃるんですね。彼の話す「アルビレックスの魅力」に耳を傾け「そうそう!」と夫婦で頷くとともに、町田をはじめとする関東チームの戦術やチーム経営についての話を彼から聞き、「なるほどねぇ…」「そうなの?」と話に引き込まれました。長岡花火をはじめ、新潟県についての話も随分させていただきました。楽しかったな。
スタジアムの座席って、「近くにどんな人が席を取るか」によって随分観戦のストレスが違いますよね。応援もしないで文句ばっかりタレている人や、「ブーブー」とブーイングばっかりしている人近くにいると、テンションが下がります。一方、今回のように「素敵なサポーター」とお知り合いになれると、サッカー観戦の楽しさは倍増しハッピーな気分になります。今回の町田戦は、本当に心地よい観戦でした。彼とは1週間後の豊田スタジアムでの再会を約束して別れましたが、はて、台風は大丈夫でしょうか?