今回の札幌戦。いろいろと楽しみな要素が多かったのですが、ボクたち夫婦がもっとも楽しみにしていたのは、学生時代のサークル仲間のU君との再会でした。昭和50年代、今から30年以上も前の話です。東京都内某大学の音楽系サークルで一緒に活動していたU君は、ボクら夫婦の共通の友人であり、互いの結婚式にも出席し合った仲であります。9年ほど前に転職して札幌に単身赴任をしているU君と、今回の札幌戦に向けて十数年ぶりに再会の約束をして、ボクたち夫婦は札幌を訪れたのであります。
当初は「夜のすすきので一杯やろうか」という話だったのですが、高校でも(部活)大学でも(同好会)ゴールキーパーとしてサッカーのプレー経験のあるU君ですので、「一緒に観戦しよう!」ということになり、「それじゃぁアルビのG裏でね!」「マジで?ボク、一応札幌市民なんだけど…」「大丈夫!アルビのユニを持っていくから!オレンジ着てね!」「え~?知っている人に見られたらどうしよう?コンサのサポも職場にいるんだよ」「大丈夫!大丈夫!」…てな会話がありまして、U君は無事(笑い)オレンジのユニに身を包み、アルビのG裏で応援することになっちゃったわけです。
冒頭の画像は、勝利の感激を味わいつつG裏で喜ぶ(左から)U君、八百政、八百妻の3人です。さすがU君、サッカープレーヤーとしての経験があるだけにサッカーの知識も豊富で、いろいろと戦術的な解説を交えながらボクたちと話をしつつ、慣れないアルビレックスコールなどにもしっかりと協力してくれました。若い頃に比べると、ちょっと髪が後退したのはご愛嬌です。
U君は、「アルビはいいチームだね、J2に落ちるようなチームじゃないよ」「でも、監督も藤田も石川も元コンサドーレなんだよなぁ…」「アルビのゴール裏はいいムードだね」「東口っていうキーパーはいいね」などなど、ゲームの合間にボクらアルビサポにとって嬉しいこともたくさん言ってくれました。
そしてU君は、ゲーム前やハーフタイムに必ず双眼鏡で「コンサガールズ」をチェックしているのであります。ボクはすかさず「コンサガールズもいいよね、若々しくって。でもアルビレックスチアの方が色っぽさはあるぜ…」などと、オヤジ色100%で隣の八百妻の冷たい視線などものともせずにU君に話しかけていたのであります。
ほーら、こんな感じ。「ミニスカートもいいけど、短いパンツも健康的でいいよね」などとボクが鼻の下を伸ばしておりましたら、U君曰く「うちの職場の子があの中にいるんだよなぁ…」「そうそう、あの2番目の子だ」。すっかり職場の上司の目で、コンサガールズの踊りを見ていたU君でありました。
(中略)
厚別の競技場でも、もちろん冷たいビールをいただきながらサッカー観戦をしたのですが、サッカー観戦後は3人で狸小路の某居酒屋に繰り出し、北海道の味覚に舌鼓を打ちつつ、懐かしい話に花を咲かせたのであります。「あの時、あの子を好きだったのはだれ?」みたいな話題は、50を過ぎても盛り上がりますね。わっはっは。
もっとも、「健康で生きているうちに、会える時には会っておいた方がいいよね」「人生の残りも少なくなってきたし、後悔しない生き方をしたいね」「病気には気をつけなくちゃね」…などなど、爺くさい話題もたくさんありました。でも本当に、「あぁ、楽しい札幌の夜」でありました。
今回、アウェイ札幌戦に思い切ってやってきて本当にヨカッタです。来年はサッポロとJ1で戦えるかどうかはわかりませんが(J2で戦うのはイヤよ)、サッカー観戦では必ず、サッカー観戦がなくても、札幌の街には時々やって来たいなぁ…と夫婦で意見が一致した八百政夫妻でありました。