主人が永年勤続のご褒美として会社から夫婦で一泊旅行、もしくは旅館で家族4人分の食事プレゼントがあるということで、いい機会だったので家族5人で日帰り旅行を計画しました。
当然要介護5の母も一緒なので、パンフレットの中から行けそうな場所を選んで早速予約して行ってきました。
計画としては、安土桃山文化村→鳥羽の戸田家(食事)→なばなの里です。
安土桃山文化は、なんとか生の時代劇をみせることができたらいいなぁと出かけていったわけですが、さぁて?
前日から母の荷物をせっせこと準備。
手動の吸引器と電動の吸引器、ビニール手袋、ウェットティッシュ
ラコールに経管栄養のセット、水、酢、薬
おむつ、ビニール袋、新聞紙、ビニールシート、防水シーツ
着替え、シャンプーハット、バスタオル等々…
日帰りでもやっぱり多いはぁ~
当日の朝は、いつもより1時間早く胃ろうを終わらせ、安土桃山文化村が始まる時間い間に合えばいいかなと思ったら、なんと平日ということで通勤ラッシュに見事巻き込まれてしまいました。
このことを考えてなかったので、ちょっと失敗でした
予定より1時間ほど遅れて安土桃山文化村に到着。
天気はかろうじて曇、ちょっとだけ雨
という感じ。気温はそれほど寒くなかったですね。
昔まだ伊勢戦国時代村の時に来たことがあるのですが、それから経営者が代わったのか安土桃山文化村に変わり…
駐車場は無料でよかったのですが、数台車が停まっているのみ。
誰もいなかったらどうしよう…と不安を感じていただけに、だれがいるだろうということに安堵いたしました。
窓口で障がいのある母は手帳を見せ、介助者とともに4割引きで入村。(他はHPの割引を印刷したものを提示)
「門をくぐれば、そこは別世界!」
ある意味本当にでした
閑散…いや、平日だからか、モリコロでひとがあまりいないのんびりまったりさとは違って、だれもいない、明らかにさびれている、という言葉の方があってしまう光景(文化村のひとには申し訳ないですが)
誰もいない町並みで
むなしく、ここ文化村のマスコットである“にゃんまげ”のお父上でしょうか、その方と無言の対面。
右の奥に赤くチラッとみえるのは、もしかしてひな人形?すっかり存在感のあるお父上に圧倒されて、今気づきました
ところで、この文化村は3層になっているのですが、歩くことができない母は、2層、3層の階に残念ながら行くことができません。
1層には劇場が3つほどあるのですが、そのどれもが休演(役者さんいないんですねぇ)、さらに唯一やっていた劇場は2層…長い長いエスカレータで行かなければならないのですが車イスでは利用できず(かなり無理すればいけるんですが)、1層だけにとどまり、閑散とした雰囲気を十二分すぎるくらい堪能しました。正直なところお金を寄付したような気分にさえなったというか…。
できるなら土日祝日のみに絞って営業をし、あと平日は市民のひとが利用しやすい工夫をしたり、アマで映画製作しているひとたちにロケに使ってもらうようにするとか、時代劇演劇会とか、時代劇上映会にするとか、あとは高齢者の方などが気軽に来て懐かしく感じるような回想法を取り入れた工夫しても面白いのにと思うんですよね。
せっかくの施設なので、無駄にならないよう頑張ってほしいものです。維持費だけでお金かかりそうですから。
どろろ~ん
あっ、手の組み方がマチマチです。母は祈りの手。そして、息子は何やってんだろう?
帰り際に見送ってくれた戦国兵士
長崎のハウステンポスのように起死回生を願って。頑張れ!安土桃山文化村!!