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アドヴェント・・・クリスマスの本当の意味

2005-11-28 00:10:24 | キリスト教(行事、他)
この頃、街はすっかりクリスマスの飾りつけ一色になったよね。教会では27日からクリスマスの日までの期間アドヴェント(待降節)に入ったよ。

アドヴェント(待降節)とは6世紀ごろからはじまったといわれており、クリスマス前4週間を救い主キリストがこの世にこられた意味を思い巡らし、救い主キリストの降誕を祝うクリスマスに備える期間のことだ。

私が集う教会でもクリスマスの飾りつけをしたばかり。中でもとりわけ目を引くのはアドヴェントクランツとよばれる蝋燭が5本立ててある大きなリース。

クリスマスリースには意味がある。フラワーアレンジメントなんかしている人は知っている人がいるかもね。

まずリースの輪は「永遠に尽きることのない神の愛」
  赤い色は「キリストが十字架上で流された血の色」
  白い色は「神の聖さ、十字架による罪の許し」
  金や銀は「王としてこられるキリストにふさわしい色」と考えられている。

今日から日曜日の礼拝ごとに1本ずつこのアドヴェントクランツに点火していくのである。もちろんこれにも意味があるのだ。クリスマスの本当の意味が。

1本目のキャンドルー「約束のキャンドル」
    旧約聖書に出てくるアブラハム、イサク、その他のイスラエルの人々への
    神様の約束を象徴している。

2本目のキャンドルー「預言者のキャンドル」
    来るべき救い主を預言したイスラエルの預言者を象徴している。

3本目のキャンドルー「バプテスマのヨハネのキャンドル」
    イスラエルの民に救い主がもうすぐ来られると告げた洗礼者ヨハネを
    象徴している。

4本目のキャンドルー「マリヤのキャンドル」
    救い主が生まれると御使いが告げたよき知らせを、マリヤが信じて喜んだ
    ことを象徴している。

5本目のキャンドルー「イエス・キリストのキャンドル」
    クリスマス当日に点火される真っ白なキャンドル。イエス・キリストが
    世の光であることを象徴している。

こうして何世紀もの間救い主の誕生を待ち望んでいたんだ。教会ではクリスマスキャンドルライトサービスやクリスマス礼拝がもたれる。もし本当のクリスマスに興味がある人は行ってみるといいよ。信者じゃなくても大歓迎だし、変な勧誘はないよ。