風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

紫園香さんのコンサート

2008-04-20 00:33:56 | 音楽
クリスチャンフルート奏者の紫園香さんのコンサートに行ってきた。

場所先週賛美歌の授業を受けた三軒茶屋のナザレン教会地下1階に在るユーオーディアプレイズホール。

いつか紫園さんの音色を聞きたいと思っていたので今回のコンサートはとても楽しみにしていたのだ。帰りが遅くなるので家族には申し訳ないなと思いつつ、ダンナがまた夕食を担当してくれた。感謝である。

プログラム

ここも神のみくになれば          (讃美歌90番)

あなたも見ていたのか(君もそこにいたのか)(讃美歌2編177番)

鳥の歌                  (カタロニア民謡)

竹田の子守唄

ブエノスアイレスの冬           (アストール・ピアソラ)

アルビノーニのアダージョ

ピエ・イエズ               (フォーレ)

聖なる 聖なる 聖なるかな        (讃美歌66番)



久しぶりに心が震えるようなフルートの音色だった。

特に私の大好きなフォーレのピエ・イエズでは、賛美の前に紫苑さんがお証をしてくださった。昨年、天に召されたお父様は召される直前にイエス様を信じられた。そのときの顔が輝いて見えたのだそうだ。主の御手にとられるとはこういうことなのかと涙ながらに語っていらっしゃった。

紫園さんのお父様も癌であったそうだ。最後の闘病の一年は何も食べられずやせ細っていたそうだ。私の父も同じであった。父の場合はいろいろな病院を回って最後の病院で告知されてやはり同じような状態で3ヶ月で逝ってしまった。

お父様に福音を伝えた紫園さん。私は逆に父の死によってイエス様に引き寄せられた。

自分の価値観の全てであった父。天命と雅号を変えた父。きっと何か大きな存在を感じていたのだろう。父の死によって人が生きるということは何なのか、霊的な意味を考えるようになった。父の死によって長男のパニックが再発したこと。このときの私は何も頼るものがなかった。自分の心も長男のこともどうしたらいいかわからなかった。今までの全部が打ち崩された感じがした。

でもそれがきっかけで教会に行き家族全員が洗礼を受けられたことは大きな恵みだ。父は神様に用いられたのかもしれない。私達家族を救うために。(勝手な解釈はいけないけどね。)

フォーレのピエ・イエズはとても優しい曲。子守唄のよう。
紫園さんの思いと父への思いが重なって涙があふれてしまった。

ダンナがCD売ってたら買ってきていいよといってくれたので調子に乗って何枚も買ってしまった。だって通常より安かったんだもんね。(23日の誕生日のプレゼントでいいでしょ!)

紫園さんとお話がしたかったが他の方と話してらしたので出来なかったがまたユーオーディアの方々と交わりをすることが出来た。同じ賛美者として分かち合いができるのは本当にうれしい。

今、心がとっても満たされている。

私もペンテコステ礼拝ではフォーレのラシーヌ讃歌を賛美する予定だ。
主イエスに感謝の思いをこめて。