おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

F.M.のテキスト、取り寄せてみました。

2017年04月06日 | フォルマシオン・ミュジカル
毎年1冊は新しくF.M.のテキストを取り寄せています。

今年は「Mon jardin musical」(H Cube)を取り寄せました。


お気に入りのテキスト「Faisons de la musique en F.M.」の著者、Marie-Hélène Sicilianoさんのお名前が「Mon jardin musical」にもありましたので選びました。

Marie-Hélène Sicilianoさんは1961年生まれで音楽教育に情熱を傾けていらっしゃる方のようです。


テキストはF.M.1年目の5~6歳児対象とのことです。

今年は低年齢の生徒さんの入会がいつになく多く、早速使うつもりでいます。


このテキストの特徴は音楽をたくさん聴くことができることです。

聴き取りの課題が多いと思います。

・音の高低
・音型
・強弱
・テンポ
・リズム
・長、短調
・音程
・和音
・楽器
・音楽の雰囲気

どれも楽しい絵や音楽です。


実は、日本にも同じような内容のテキストが以前からあります。
30年近く前から私も使っています。


(Amazonで中古品はあり)
「イメージ聴音ワークブック」江口寿子著 共同音楽出版社

絶版になっているようですが、幼児に使える素晴らしいテキストです。
実際に先生がピアノで曲を弾いて(譜例がたくさん載っています)、
・音の高低
・テンポ
・強弱 
・長、短調
・音楽の雰囲気
などを生徒に答えてもらうものです。

「Mon jardin musical」は様々な楽器の音を知るエクササイズもあり、フルート、ハープ、マリンバ、ティンパニ、トランペット、ホルンを演奏するかわいらしい動物たちの絵が楽しませてくれます。

しかも、それらは「叩く」「吹く」「こする」のどれで演奏するかという課題まであります。

いくつの音が重なっているかという問題もあります。

改めて書きますが、対象年齢5~6歳、F.M.1年目の生徒用です。
F.M.1年目と言うことは初めて音楽を習う生徒ということです。

45分レッスンで1つのシーケンスを行います。
1つのシーケンスが2~4ページあり、全部で13シーケンスあります。

課題をこなすだけではなく、音楽をゆっくりと聴く時間も含まれています。

ここでもまた西洋音楽の長い歴史が大切にされていると感じます。


Marie-Hélène Siciliano: Mon Jardin Musical. For 全楽器 楽譜 amazon

ルモワンヌでの注文はこちら
https://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/HC31



偶然でしょうか。
表紙にどちらも象の絵が・・

そういえばフランスのテキストの方にドイツ民謡の「冬さんさよなら」が録音されていて、その出だしの歌詞が「さよなら~、さよなら~」と日本語で始まり、あとはフランス語なのです。

この歌、私がヤマハの幼児科の頃にいつも最後に歌っていた歌です。
その歌詞が、
「さよなら~、さよなら~、これできょうはおわかれしましょう、さよなら~、さよなら~」
チャーン、チャーン、チャーン(先生のカデンツ)
「さようなら~」
で、レッスン終了。
舐めて貼る小さなシールを楽譜に貼る。
ドアのところには先生が立ってらしてごあいさつをして帰る。

大昔の事を思い出してしまいました・・

それにしても、なぜ・・・



気になったのでちょっと気合を入れて歌詞を聴き取ってみました。

「SAYONARA,SAYONARA,           
 Notre leçon est finie,
 au revoir tous les amis,
 SAYONARA,SAYONARA」

(さようなら、さようなら、私たちのレッスンは終わり、みんなまた会いましょう、さようなら、さようなら)


ん?これは・・
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5文字に夢中

2017年03月25日 | フォルマシオン・ミュジカル
以前、アクセントの練習にこちらをご紹介しました。
これ、よく使っています⑤

2つの8分音符の最初にアクセントをつけるリズム打ちです。
最後に5個の音符に合わせて言葉を言う課題があります。

5文字の言葉。

私は次の言葉を用意しています。
・モンブラン
・いちごパフェ
・チョコレート

生徒たちにも「なにかある?」と考えてもらうのですが、なぜかこれをやると5文字の言葉を見つけるのにみんな夢中になってしまいます。

もうレッスンなんてうわの空です。

レッスンが終わって自宅に帰る間もずっとお家の方と考えているらしいです。


翌週レッスンで再びこの課題をやると、お家で考えた言葉がゾロゾロ出てきます。

記憶にあるものをいくつかご紹介すると、

電車好きな男の子は
・きんしちょう
・そうぶせん

女の子に多いのは
・おかあさん
・本人のフルネーム
・お母様のフルネーム

さすがにお母様の前でご本人のお名前を呼び捨てにするわけにいかず、名前シリーズはレッスンでは使いづらいです・・

5歳の男の子でよく思いついたなと感心したのが
・コンサート
・ひこうせん

そしてなぜ思いついたのかこんな言葉が・・
・わすれもの

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体験レッスンでもF.M.

2017年03月03日 | フォルマシオン・ミュジカル
ピアノの体験レッスンでもF.M.ができます。
音楽の経験がなくともできるのです。

体験レッスンではいくつかのメニューがあるかと思います。

全く初めてピアノを始める子供の生徒さんには、私は次の事を行っています。

1.音の高低、強弱、速さの聴き取り
2.リズム打ち
3.2つの黒鍵、3つの黒鍵
4.線の音、間の音

この中の「リズム打ち」

初めは動物のカードを見て4分音符、4分休符、2分音符を叩く練習をします。
4分音符は犬、4分休符は寝ている犬、2分音符は象の絵にしています。

上手になったところでその裏に書いてある本物のリズムを見てもらいます。

今度はそれを見ながら叩きます。
生徒さんに好きな順番に並び替えてもらったりもします。

ここでF.M.のCD登場です!

ゆっくり目なテンポの曲を選び音楽に合わせてリズムを叩きます。

生徒さんが安心して叩けるリズムでやります。


ピアノの経験がある生徒さんには両手のリズム打ちに挑戦してもらっています。

自力で音が読めないまま進んでしまった生徒さんもいるので、F.M.のテキストにある読譜の易しめの課題をCDの音楽を聴きながら読んでもらったりもしています。


複数のテキストから拍子やテンポの異なる曲を集めてCD-Rに録音しておくと、
レッスンで手早く用意できますのでおススメです。
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教えてもらいました

2017年02月21日 | フォルマシオン・ミュジカル
私のところには中国人の生徒さんが6人います。
ご両親も中国の方です。

F.M.のテキスト「La dictée en musique Vol.1」のリズムの聴き取り課題3曲目に、中国の歌が載っています。
「小兔子乖乖」(XIAO TUZI GUAI GUAI)というタイトルです。

アルファベットで書かれていても読めません・・

「シャオ トゥツィ クァイ クァイ」と読むらしいのですが・・
「トゥツィ」はほぼ「トゥヅ」と発音する感じです。

この曲を4拍子の両手のリズム打ちで速いテンポで叩いてみたい時に使っています。

これまで中国人の生徒さんに「この曲知ってる?」と聞いてもらいましたが、
「聞いたことあるような気がする・・」
「知らない」

お母様の中には、「私が子供の頃は歌いましたが、今はあまり歌われない」

このようなお返事でした。

なんだそうなのか、今も歌い続けられている存在ではないのかと思っておりました。

そして今日、リズム打ちでこの曲をかけた所、いきなり、

「あー」
「あー、これー」
「中国語~」
「中国のうた!」
「知ってる」
「オオカミとウサギが出てくる」
「家に絵本がある」

なんと、完璧にこの曲を知っている生徒がいたではありませんか!

オオカミと、子供のウサギとお母さんウサギが出てくる話です。
お母さんウサギのふりをしたオオカミが留守番をしている子供のウサギを騙そうとドアを開けとくれという内容です。これが1番の歌詞で、2番は本物のお母さんウサギが帰ってきてドアを開けてという内容です。
4番まであるのかと思っておりましたら、1番2番を繰り返しているようです。

1番の歌詞に
「Bu kai Bu kai wo bu kai」という歌詞があります。
生徒の解説によると、「Bu」は「しない」という意味で「kai」は「開ける」
これで「開けない」という意味になるそうです。
ついでに「いらない」は「Bu you」日本語で「不要」と書くのかな?と思いますがそう言うそうです。

タイトルの「小兔子」は「子ウサギ」、「乖乖」は「いい子」
「いい子の子ウサギ」という意味になると思うと教えてもらいました。
小学2年生の生徒に・・

フランス語で「PETIT LAPIN」と書いてあるので単純に「小さなうさぎ」というタイトルなのだと思っておりました。

レッスンが終わる時にいつも通りに「ありがとうございました」と私が先に挨拶をすると、
小2の生徒が「はい」
と言って教室を出て行きました・・

確かに今日はあなたが先生でした・・
教え方も上手でした・・

満足感に包まれて彼女は何度も手を振って帰って行きました。
手を振って帰った事なんてないのに・・
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楽器の音を知ろう!③~フォルマシオン・ミュジカル~

2017年02月18日 | フォルマシオン・ミュジカル
今日、大人の生徒さんのレッスンをしていてつくづく思いました。

ピアノ以外の楽器の音を知っていること、オーケストラ作品や室内楽曲を知っていることがピアノ演奏をどんなに豊かに楽しみの多いものにすることか。

J.S.バッハの「シンフォニア」をレッスンされている先生は多いと思います。

まずはテーマが聞こえるようにとレッスンされると思います。
バッハが「インヴェンション&シンフォニア」を作った目的の一つであるカンタービレということを意識しながらテーマを歌わせようと指導されると思います。

しかし、なかなかうまくいかない・・

そして適当なところで妥協して取りあえず先へ進もうと終わらせてしまったりして・・

そんなレッスンをしているのは私ですが


ところが、F.M.のテキストにあるオーケストラ作品の楽器名を当てる課題を聴いていただくと演奏が変化してきます。

ちょうどよい課題があるのですが、ベートーヴェンの「エグモント序曲」の冒頭部。

tutti、fの長い主音のあと弦楽器群が4小節でf-mollからc-mollへと一気に導きます。
そのあとに切ない旋律がストレッタで、Ob→Cl→Fgと受け継がれ奏でられます。

旋律が次々と他の楽器に受け継がれていくところを聴いていただくことによって、シンフォニアの上声、中声、下声に現れるテーマをそれぞれ別の楽器に例えて想像するだけではなく、同じ声部に続けて現れたテーマをあえて別の楽器が次に奏でると想像するだけで存在感が違ってきます。

テーマとその反行形も弦楽器と管楽器との掛け合いと考えるだけで平面的な譜面に生命力を感じ始めます。

そして実際に伸びのある弦楽器や管楽器の音を聴くと聞こえればいいの打鍵ではなく歌わせようとします。


別の曲になりますが、ブラームスのOp.118。

ピアノ曲のような気がしないと思っておりましたが、ブラームスの頭の中では弦楽アンサンブルの音が鳴っていたのではと想像しています。

そう考えて慈愛に満ちたNo.2を考えると、気付くものがゴロゴロ出てきます。

そしてなぜわざわざピアノ曲にしたのかも。

全て想像の世界ですが、イメージするものがはっきりしている方がやるべきことがわかります。
理想を描くことができます。


スコアを見ながらオーケストラ作品や室内楽曲を聴くだけでは主旋律を追うだけで精一杯になる可能性があります。
しかし、F.M.のテキストで「ここは何の楽器?」という課題を解きながら聴くと、メインではない部分の音にも注目して聴けます。
次々と受け渡されていく楽器の音も「あっ、今、〇〇の楽器に変わった」と気付くようになります。

自分のためにもF.M.のテキストを持っていると勉強になります。
知識としてではなく、実際に演奏に結び付けることができます。

生徒のレッスンで自分も一緒に勉強できますのので、F.M.はおススメです
でも、予習はしておきましょう!
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楽器の音を知ろう!②~フォルマシオン・ミュジカル~

2017年02月05日 | フォルマシオン・ミュジカル
生徒にF.M.でオーケストラ作品を聴いてもらう時に見てもらっているものがあります。
                    

    (Chantons en F.M. vol.1)

ぼかしを入れさせていただいたので見にくいと思いますが、オーケストラの楽器配置の図です。

弦楽器、管楽器、打楽器が細かく載っています。
これがあると楽器の説明もしやすいですし、生徒も楽器の姿が見えて多少わかりやすくなります。


ピアノ以外の楽器、オーケストラ曲、室内楽曲などF.M.の聴音で毎回聴いてもらっているとやはり役立ちます。

例えばベートーヴェンのソナタ「悲愴」の第2楽章。
この曲は趣味で習っている生徒さんでも知っている曲の一つです。

これを弦楽器や管楽器に例えて話していくと、F.M.暦4年で「なるほど!」と納得できるようになってきます。

ピアノ以外の楽器を知らない生徒に他の楽器に例えて話しても、
以前は「はぁ」とか「・・・」でしたが今は違います。

楽器の音として、または旋律の声部が変わるごとに他の楽器に次々と受け渡されていく様をF.M.の聴音課題で何曲も経験しているので、「こういうことか」と実感できるようです。

自らイメージを持って演奏することが楽しいと思ってもらえると私も嬉しいです。

音楽を鑑賞として聞くだけではなかなかここまでになれませんが、F.M.の課題として聴き取りを続けているとちゃんと身に付くものがあると実感しています。
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楽器の音を知ろう!①~フォルマシオン・ミュジカル~

2017年02月03日 | フォルマシオン・ミュジカル
吹奏楽の経験がある生徒はピアノ以外の音を聴く機会が多いので、F.M.でピアノ以外の音を聴いても何の楽器か大体わかります。

ところがそうではない生徒は本当にわからないようです。

他の楽器の音を知らなくともピアノは弾けます。
趣味でしたらそれで十分です。
わざわざピアノ以外の音を知ってもらうこともないのかもしれませんが、私は聴いてもらっています。

木管楽器と金管楽器の違いも良くわからない生徒でも、F.M.で4年間も毎週色々な編成の器楽曲を聴き取ってもらっていると分かってきます。

目の前にないものに耳を澄ませて、いくつも重なって聞こえる楽器の音を追う。

集中力も脳も鍛えられそうです。

しかし一番は、楽器それぞれに音色があり、奏でる音楽に心動かされるものがある、
そんな経験ができれば良いと思っています。


         


この写真はどこだったか・・
ザルツブルクのホーエンザルツブルク城と反対方向に歩いて行ったら辿り着いたと思います。
ちょっと遺跡っぽくてワクワクした記憶があります。
       
一人で歩いていたらグループで旅行中の高校生くらいの子達に、写真を撮ってほしいと渡され 「パチリ」とやりました。
日本ではデジカメが主流になっていた頃でしたが渡されたのは懐かしの「バカチョン」。
長く使っている様子で、子供に簡単に高価なものを持たせないことに「フムフム」と感心したのでした。
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これ、よく使っています⑩~フォルマシオン・ミュジカルテキストから~

2017年01月16日 | フォルマシオン・ミュジカル
楽しく両手のリズム打ちができるものをご紹介いたします。


(Faisons de la musique en F.M. vol.2)


これは大人の方に使うことが多いです。

しかしこの課題、8分音符の前にある8分休符がなかなか難しいのです。
大人になってからピアノを始めた方にこのリズムの組み合わせは簡単ではないようです。

このリズムができなくともピアノは弾けますので深刻になる必要はありませんが、
せっかくなので練習していただいています。


8分休符と8分音符を続けて「ンタ ンタ」と手で叩けるようにして、まずはそのリズムだけでCDと合わせます。

それができるようになったら、初めの小節だけ両手で繰り返し叩いていただきCDと合わせます。

大抵、途中からCDとズレていきますが半分できるだけでも進歩です。


一度に楽譜通りできなくとも工夫して使うことができるのがF.M.の良さでもあります。

ただ、CDを使用するのでそのテンポについていく必要があるのが良さでもあり、難しさでもありです。


ネイティヴなスピードの語学教材を思い出します・・

いつか耳が慣れると信じて継続!

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これ、よく使っています⑨~フォルマシオン・ミュジカルテキストから~

2017年01月13日 | フォルマシオン・ミュジカル
ピアノレッスンでオーケストラのスコア譜を見ることはまずありません。

10年間レッスンに通っていてもピアノ以外の楽譜は見たことがないというのは珍しい話ではありません。

私は、F.M.を知るまで生徒にわざわざ他楽器の楽譜やスコア譜を見せようなどと考えたことはありませんでした。

なのに生徒にはフルートのような音とかチェロのような音とか言ってみたりして・・



ハ音記号の読み方がわかった生徒に次の曲を読んでもらっています。


(Faisons de la musique en F.M. vol.2)

ハイドンの交響曲「驚愕」です。
小学生に「驚愕」という言葉は難しいので「びっくり交響曲」と言っています。


実は、F.M.を始める前は生徒たちに少しでもクラシック音楽の作曲家、作品、音楽史を知ってほしいと思いバロックから順に作曲家とその代表作を聴いてもらっておりました。

月に1度のペースでやるようにしていましたが、聴くのにも話をするのにもけっこう時間がかかるので楽器店の30分レッスンでは続けることが難しくなっておりました。

(予定通りすべて達成できたのは学生の頃に出張レッスンで教えていた生徒だけで、音楽を聴いてもらう日は90分レッスンになっていました。普段は60分レッスンです。楽器店の生徒には全く行っておりませんでしたが、このままでは良くないと5~6年前から始めていました。)

時間の捻出に無理がありこの企画が立ち消えになりかけていた頃にF.M.を知ることになり、様々な作品、作曲家を紹介できる機会を得ました。
しかも聴音、視唱、リズム打ちも合わせてできるわけで、私にとっては本当に理想の形態でした。

このハイドンの曲はその立ち消え企画で聴いてもらっていた曲です。
スコアまで見ることができるとはありがたいことです。
私の企画にはスコアを見てもらったり、ハ音記号を読んでもらうことはなかったので単なる鑑賞教室にならぬようこのような要素が必要なのだと学びました。
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これ、よく使っています⑧~フォルマシオン・ミュジカルテキストから~

2017年01月12日 | フォルマシオン・ミュジカル
ヘ音記号を読むのが苦手という生徒さんに使っているものの一つです。


 (Faisons de la musique en F.M.vol.2)

自信のなさそうな生徒さんには色のついている所だけ読んでもらいます。
基本的に練習はなしで、すぐにCDの音楽と一緒に読んでもらっています。

何の楽器で演奏されているかも質問します。

CDの曲が始まるとテンポが速いので、ほとんどの生徒は「え~」と驚きます。
心配な生徒さんには黙って一度曲を聴いてもらっても良いと思います。

2~3週同じ課題をしてもらい、忘れたころにまた同じものをしてもらっています。

本当はテキストを買っていただいてご自宅でCDの音楽と共に読む練習をしてもらえると一番良いと思いますが、趣味のために楽譜より高いテキストをご購入いただく勇気はまだ私にはありません・・



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これ、よく使っています⑦~フォルマシオン・ミュジカルテキストから~

2017年01月09日 | フォルマシオン・ミュジカル
音部記号にはト音記号、ヘ音記号以外にハ音記号と言うものが存在すると生徒に話すと思いの外興味を示します。

ハ音記号は初級の生徒さんの方が読めます。さらに男の子の方が読めます。


この曲を初めに読んでもらっています。
                


読みながら何の曲か気が付く生徒と、私が質問して初めて何の曲か考える生徒がいます。

差はこうやって生まれていきます。

これは「Faisons de la musique en F.M. vol.2」にあります。

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これ、よく使っています⑥~フォルマシオン・ミュジカルテキストから~

2017年01月08日 | フォルマシオン・ミュジカル
音の読み書きの練習に使っているものをご紹介します。




この梯子のような図にある丸を5線に書くわけです。
半音の所は狭くなっております。

まずは丸をたどって歌います。
それから5線に書きます。

ヘ音記号に書くこともしています。
オクターブ高くしたり低くしたりもしています。

最後にこれを聴音に使っています。
4問ずつあるので、その中のどれかを私がピアノで弾いて生徒に当ててもらっています。

これは「Faisons de la musique en F.M. vol.1」にあるものです。
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これ、よく使っています⑤~フォルマシオン・ミュジカルテキストから~

2017年01月06日 | フォルマシオン・ミュジカル
第5弾はまたしてもアクセントの課題です。

<アクセントその3>
2つの8分音符の最初にアクセントをつけるリズム打ちを他のテキストでもすることができます。
「Faisons de la musique en F.M.vol.1」です。

但しこちらは12 12と数えるように指示はされてはおりません。
前回ご紹介したテキストの流れで同じように数えてもらっているだけです。

前回ご紹介した「L'ouverture à la musique vol.1」もずっとこの数え方ではなく、
2拍子、3拍子、4拍子と拍子の説明が出てきた所で本来の数え方にしています。
両手で指揮をしながら。

初心者の大人の方で同じリズムが続くとどこを弾いているのか分からなくなる方がいらっしゃると思います。
正統派をつらぬいてあくまで拍子に合わせて演奏していただくのもよいと思いますが、目先を変えて音符の数で数えてみてもよいと思っています。

F.M.のことを全く知らなかった頃は私もあくまで拍子に合わせて弾いていただいておりました。
なかなかできない生徒さんの戸惑う表情を見て励ますことが仕事の一つのように思っておりましたが今は違います。

音符の数を数えて弾いていただくと皆さんすぐにできます。
経験を積むうちに拍子の感覚が分かればよいと思っています。

拍子にこだわってリズム感の良くない演奏になるのとどちらを優先するかです。

F.M.は私の常識を見直す機会にもなっています。

                    


こんな音楽に合わせて手を叩きます。




この課題は最後に5個の音符に合わせて言葉を言います。
フランス語で書かれていますが私は生徒に考えてもらっています。


ある生徒に「5文字の言葉なにかある?」と聞いてみましたら、
しばらくして・・・・

「か・ん・き・せ・ん」

子供の発想には敵いません・・
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これ、よく使っています④~フォルマシオン・ミュジカルテキストから~

2016年12月20日 | フォルマシオン・ミュジカル
よく使っているシリーズ第4弾です。

<アクセントその2>
2つの8分音符と3つの8分音符の初めにアクセントをつけるリズム打ちです。

拍子はありません。

このリズム打ちの特徴は
123 123 123 12 12 123
と、8部音符の数をそのまま数えるところです。


この数え方には初めは抵抗がありました。

しかし、この数え方の方がアクセントをつけやすくなります。

2つの8分音符の後ろが重くなる演奏をよく聴きますが、このリズム打ちをやると少し改善できます。
ただ、ことあるごとに行う必要はあります。
数度経験したからと言ってこの感覚が身に付くものではありません。


小さなお子さんが大好きなリズム打ちをリズム感よく行いたいものです。

CDでは「ラソソ ラソソ ラソソ ラソ ラソ ラソソ」のメロディに歌詞を付けて歌っています。



これは「「L'ouverture à la musique vol.1」(Editions Lemoine)」に載っています。
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オンラインでFaisons de la musique en F.M. vol.1

2016年12月18日 | フォルマシオン・ミュジカル
フランスでは約40年前から行われているF.M.。
進化を続けているようです。

facebookを見ましたらこのようなものが投稿されておりました。

Editions Henry Lemoine
23時間前 ·
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こちらの画像はエディション・ルモワンヌのホームページで紹介されているものです。


ルモワンヌの「Faisons de la musique en F.M.vol.1」紹介ページ
http://lemoine-education.fr/cours/faisons-de-la-musique-en-fm-1/

実はこの紹介ページは今年の6月にはあったのですが意味が良くわかりませんでした。
最近作られた動画を見てシステムが少し理解できました。
(仏語は少ししかわからないので完全には理解できていません・・)

動画です。
https://www.youtube.com/channel/UCtF5oNSIfdxRGLiCQQVDYrw


オンラインでF.M.を学べ、先生もいてクラスの仲間もいるようです。
バッジがご褒美のようで金、銀、銅とあるようですが、全てで金を獲得しよう!というものらしいです。

先生がいることで単なる遊びにならないところが良いと思います。
言葉の問題がなければ日本でも学べるということでしょうか。

時代は変わっていきますね。

日本ではF.M.はまだ新しいもののような印象がありますが、さらに現代化されてきているようです。

苦労して手に入れる価値は忘れたくないものです。古い人間なもので・・

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