おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ぶきみぃ~

2019年05月17日 | フォルマシオン・ミュジカル
久し振りにフォルマシオン・ミュジカルの話を。

こちらの楽譜から何を感じますか?

音符見にくいですけど・・

はい、そうですよね。
拡大

これでも見えづらいと思いますが、下声部は「ラレラレ」の伴奏が続きます。
完全4度の音程です。

呼びかけています。
完全4度にはそのような特性があります。

そしてメロディーの「ドファシー、ドファファシー」
ここにも完全4度出現。しかし次の「ファシー」に聞こえる減5度。

減5度の音程をあちこち弾いてみて下さい。
いかがでしょう。
2人の生徒にこの音程をしばらく聞かせましたら2人とも「こわい」と言い始めました。
そして怯え始めました・・

姿が見えない何者かが「ここ、ここだよ」とラレラレで言っている。
応えて見たら骸骨が・・
さらに短2度が続きキャーです

相当不気味な音楽が表現されていることが想像できます。

この減5度をあちこちで弾いていて突然気付きました。
これサンサーンスの「死の舞踏」で使われている音程です。
Camille Saint-Saëns – Franz Liszt. Danse macabre (arr. by Vladimir Horowitz)
マスレエフの演奏です。
12'30"~ Camille Saint-Saëns – Franz Liszt. Danse macabre (arr. by Vladimir Horowitz)
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