おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

例の棒グラフっぽいもの

2019年05月12日 | グネーシンソルフェージュ
こちらのまるで棒グラフ。

鍵盤の代わりですが、これが思いがけず活躍しています。
特に和音の転回形がよくわからない生徒さんに。

今日、大人の生徒さん3人に使ってみましたら子供の生徒さん同様効果テキメンでした!

私たちは実際の鍵盤上で和音の形を想像することができていますが(というより頭の中の鍵盤で)、初心者の生徒さんや大人になってからピアノを始めた方はどうやらそうではないということを知りました。

転回形の話は必ずしてきました。
あとは弾き慣れてくれれば良いと思ってきましたが、いつまで経ってもうまくいかない生徒さんがいるのでどうしたものかと思っていました。
ところが、この棒グラフ(ではないですが)を使うとできるようになるのです。
紙の上に実際に指をのせて弾いてもらいます。

第1転回形

第2転回形


この形が鍵盤上では見えていなかったらしいのです。
これを使って左右の指使いの違いも理解してもらえます。
左は赤が3の指だけれど、右は赤が2になるという具合に。(第1転回形)

形が見えていないことに気付いていなかったのは私くらいなものかもしれませんが、想像出来ていないことはまだまだあるものだと知ったのでした。
保育士志望の生徒さんが「これ、分かりやすいです。私も作ってみます」と言っていました。
どなたでもすぐに作れます。

移調してもこのまま使えます。
是非、グネーシンの動画をご覧下さい!本当に勉強になります。

そしてソルフェージュの概念が覆されます。
ガラガラッ

追記
これは単に形を知るだけではありません。
長3度、短3度、完全4度の組み合わせがどのようなイメージと結びつくかです。
そう考えると転回形によって表情が異なることがわかります。
ソルフェージュや楽典の持つ意味は本来このようなことです。

ということを、グネーシンの動画で思い知ったのでした・・
コメント
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