おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

音がなかなか読めない原因かも

2021年10月20日 | レッスン

こちら、大いに活躍中です。





音がなかなか読めるようにならない生徒さんがいます。
小学1年生です。

今日、レッスンをしていて
ふと、そういうことだったのかと
思ったことがあります。

定規に、習っている音を
クリップで付けていきました。

ト音記号:ド・レ・ミ
ヘ音記号:ド・シ・ラ

少し迷いながらも、できました。

今度はネコちゃん。
ヘ音記号のド・シ・ドのカードを置きましたら、
「シ」が読めません。

ずっとこの音は弾いてきた音なのに
なぜ?


定規を指さして
「ドの一つ下だから?」と誘導し
「あ~、ドシド」

しかし、ネコちゃんを押すと
ド・シ・ラ
と弾いてしまいました。

ドに戻らなくちゃいけない、
高い方に戻る、と定規を指さしてまた説明。


不思議な音の国上巻の「ティーパーティー」を
今日はやりました。

なんとか音を読み終えた時に、
定規のクリップを
「じゃ、この順番にした方がいい」と、並べ替えようとしました。

曲のメロディーの音順に
並べる、という意味です。

それを聞いて、
そういうことだったのか、と気付きました。

私は、
「音の高さの順番は変えられないから、自分が動くの」
と、言いました。

「あー、そうか」と、生徒さん。


その生徒さんの中に、
音の高さの順番が柱のように存在し
それは変えることができないもの、
という認識がなかったのです。

平らな道を順番に歩いていくと
そこに勝手に色々な音が鳴ってくれる感覚でいたのかな、と。

自分が上に行ったり下に行ったりしながら
楽譜は一方向に進んでいくのです。

音の柱が築けていないと
歌の音程もチグハグになることが
多いと感じます。

音を聴いている内にこの仕組みを
理解できると良いのですが、
そうではない場合、音の柱がフレキシブルなものとして
認知されている可能性があります。


今頃、この事に気付いたのですか?
と、思われそうですが
音が読めない原因の一つとして
参考になれれば良いなと、思います。


このネコちゃん、
ぷにゅぷにゅしていて、スライム代わりにもなります。
(くっつきはしません)

押している間は、「ニャ~」と鳴いてくれるので、
鍵盤をすぐに離して浅く弾いてしまう生徒さんに
意識を持たせるのにも使えます。

ネコごとに1曲入っていて、
指で押してリズムを付けると、曲になります。

まだ試していませんが、
リズムカードを置いて、どのリズムか考えることも
しようかと思っています。

予想外に、使えます!



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