上原さんと松田さんのオールラフマニノフのコンサート。
堪能しました。楽しかったです。
ロシアと縁のあるお二人の演奏。
期待を裏切ることなく、聴き応えがありました。
松田さんのソロから始まったプログラム。
芯のある音と神業的な軽やかなタッチ。ロシアで勉強した人だなぁ、と感心。
最初のリラの花は、ライラックの香りが感じられるようなかぐわしさ。
ラフマニノフの世界に優しく連れて行ってくださいました。流石!
2台ピアノで上原さん登場。
濃厚で重量感のある音とどっしりとした音楽。
スケールが大きい!
うわっ、流石チャイコンの唯一の女性優勝者。
彼女の音楽の大きさには魅せられます。ズシリとした音とスケールの大きさはラフマニノフにピッタリ。
細やかさもあり、何層にもなって聞こえるので、音がサラウンドになって聞こえてくるのが彼女の凄さ
松田さんの臆することなく進む強さと、上原さんのどっしりとした雄大さがロシア音楽の魅力を生み出していました。
アンコールは組曲第1番の「涙」と「復活祭」
始まった途端「久し振りに聴くな、この曲なんだったかな・・ あっ、涙だ」と思い出し、お二人とも思う所がたくさんあるだろうなと思いながら、その音楽にじわりと泣けてきました。
聴きに行って良かったです。
最初から最後まで堪能しました。日本にこんなに素晴らしいピアニストがいてくれて嬉しい。聴く機会が多く持てるので。
他の作曲家もお二人の演奏で是非聴いてみたいです。