ここ数年、クリスマスシーズンは生徒さんとクリスマスの曲を連弾するのが私の楽しみになっています。
普段から連弾はしたいと思っていますが、ソロの曲を優先していくと、なかなかそこまで手がまわらずで。
クリスマスを口実に連弾をしていると言って良いかも··
連弾は楽しいですが、相手と息を合わせる、相手の音を聴く、といったことが必要です。
一緒に弾くと、呼吸を合わせる、合図を送ることが自然に身に付いている人と、間違えたと言って勝手に止まる、勝手に弾き始める人がいます。
間違えることは大した問題ではありません。間違えたと言って止まることの方が大問題です。
こんな時、私は弾き続けます。途中からでも入ってこられるはずですので。
しかし、ここから入ろうと待機するでもなく、片手だけでも弾こうとするでもなく、真っ先に諦めることを選択するのは非常によろしくないです。
流れを止めない生徒さんは、必要な音を拾って弾き続け、数小節後に完全復活します。
これはソロでも同じです。
指使いを間違えた、と止まる人がいますが、誰もそんなところを見てはいません。
流れを止めることの方が罪深いです。
音楽は時間の芸術。
始まったら呼吸も始まり、脈打っていきます。