アマゾンわんわん日記 2018

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「うま」くいった?

2014年10月20日 | ブラジル雑記
ミナスジェライス州の田舎の町。
ある小さな会社の事務所に強盗が入りました。

強盗は3人組。
お昼に行くために出てきた従業員の女性に拳銃を突きつけます。
女性は驚いて、自分のバッグなどを強盗に差し出し、這うようにして逃げました。

強盗たちは事務所の中を物色、大きなテレビを運び出し、PC,そして最後に大きな金庫を運び出しました。
金庫の中には、結構な額の現金と、大切な書類が入っていました。

強盗たちの行動はすべて監視カメラに記録されています。

どうやら、盗めるものはすべて運び出したようです。
さあ、あとは逃げるだけ!
なににつんで逃げる?
乗用車もついでに盗んでいくか?
それとも、ピックアップか?

ここで強盗たちが運び込んできたのは...???

荷車!!



動力は...?

うまあああ~!

馬!!

馬に引かせた荷車に、えっちらおっちら金庫を積み込み、テレビを積み込み...
よし、完了!!

強盗たちは15kmほど離れた場所まで馬に引かせた荷車で逃亡。
車なら5分ほどの距離を15分以上かかったそうです。
ここで荷車から金庫を降ろし、扉を壊して中の現金だけを盗みました。
ただし、中にあった書類はみなどろどろ、ぐしゃぐしゃにされていたそうです。
荷車の中には、テレビが残されていました。
被害にあった会社の経営者は「警察がすぐに追跡してくれていれば、十分に捕まえる時間は有ったものを」と話していました。

その後犯人グループはすぐに見つかり、一人はすでに逮捕されたそうです。
逮捕された犯人は未成年。
あと一人も未成年だそうです。
犯行に使った拳銃はおもちゃでした。

これって田舎だからこそできることよね。
いや、そうでもない?
たまにリオやサンパウロの街の中でも馬に引かせた荷車が走っていますからね。
ただし、東北海岸部では、これが「ロバ」になる!

犯行に使われた荷車と、心ならずも犯行に加わってしまった「お馬さん」は、無事に発見されたそうです。
コメント (4)
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