アマゾンわんわん日記 2018

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ENEM 2015

2015年10月24日 | ブラジル雑記
ブラジルの大学入学のための全国統一試験が今日はじまりました。

ブラジルの大学は、この全国統一試験のほかにも、大学独自の試験、高校3年間毎年試験を受けてその合計点数で入学資格を取る方法の試験などがあり、大学によってそのどれかの方式で入学選抜を行います。

たとえば、アマゾナス州の場合、連邦大学(UFAM)と州立大学(UEA)はENEMと3年間の点数累積選抜の2方法。
娘の通っているブラジリア大学(UNB)は大学独自の入試、ENEM、そして3年間の点数累積選抜の3方法をとっています。
一見 入学が簡単そうですが、それぞれの方法で合格できる生徒の数はもちろん限られています。

ただ、こうしていくつかの方法を入試に適用してくれると、試験の方法に得意不得意のある受験生にとってはかなり助かります。
ENEMはマークシート方式で論文試験のみ記述で、大学独自の入試は記述式を取っている(もしくは併用させている)ところが多いので、マークシートが苦手な生徒は大学独自の入試で頑張れば良いし、また、地道に勉強に取り組んでいくタイプの学生には、3年間の点数累積試験がぴったりの方法だし。

うちの娘は高校1年生の時からENEMを受け続けていたのですが、毎年「あ~、もうやだ~」と言いながら試験会場を出てきました。
どうしてもENEMの方式と仲良くなれなかったみたいで…
でも、大学独自の入試で入学することができました。

捨てる神あれば、拾う神あり!!

というわけで、ENEM2015!!

ブラジルは広いので「全国統一試験」の場合、試験会場の閉門時間はブラジリア時間に合わせます。
ブラジリア時間午後1時開始。
現在夏時間なので、マナウスとの時差は2時間。
全国の閉門時間はこんな感じ。



午後1時からの人たちはいいわよね。
早お昼を食べて試験にのぞめばいいんだから。
マナウスなんて11時じゃない??
試験中におなかがすくわよ。
アクレ州なんて、午前10時だし。

娘の時は、クラッカーやビスケットなど、おやつを持たせたもんです。

普通の受験生は、こうして2時間ぐらい前から準備万端で開門するのを待っているもの。



身分証明書、透明な持ち手の黒のボールペン、受験票とうとう。
携帯電話、帽子、計算機等々は持ち込み禁止。

それでも閉門時になると、どこでも見られる…



この風景。

今年はどこの試験会場でだったか、幅の広い柵の間からひょろりひょろりと遅れた人が入ってしまうという会場があり、警備員が四苦八苦していたわ。

マナウスの場合はね、大学などが試験会場になっている場合があるのですが、キャンパスの場所が市内中に散らばっているため、その場所を間違えて行ってしまう受験生があったそうです。

本日の試験は社会、自然科学。
試験は明日もあります。
4時間半の長丁場。

ENEMは大学入学のための試験であるとともに、国からの奨学金取得のための試験でもあります。
今回の申し込みは770万人。

受験生の皆さん、がんばってください!

コメント (2)
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