アマゾンわんわん日記 2018

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コンサート

2016年04月24日 | 人間
フジコ ヘミングのピアノコンサートに行きました。

マナウスでフジコ ヘミングのコンサートがあるなんて。
あらあら びっくり!!

っていうか、もうかなりのお年のはず。
こんな熱帯に来て、大丈夫??
そう思ってちょっと調べたら、もう80歳を越していらっしゃるのですって。
現役で演奏活動をしていらっしゃるだけでも素晴らしいです。

コンサートは夜8時から。
でもマナウスの文化局のサイトには7時開場、7時半開演って書いてあった。
用心して夕方6時に家を出て、6時半アマゾナス劇場に到着。

案の定、すごい人の列。
早めに出てきてよかった。

近くに並んだおばちゃんたちとおしゃべりしたり、ポップコーンをごちそうになったりと、すでに始まる前から宴会状態。
いや、宴会に来たんじゃないから。

会場に入った時にはすでに疲れ切って、席に着くなりぐっすりと眠ってしまいました。

そのうちに開演の鐘で目を覚ましました。

見上げると4階まで埋まってるじゃない。
すごい!!

プログラムはみんながどこかで聞いたことのあるような小品が11曲、モーツアルトのソナタが一つ。
これをすべて暗譜で演奏しちゃうんだからすごいわよね。

私が特に気に入ったのは一曲目、「シューベルトの即興曲3番」。
すごく優しい、懐かしい音がしました。
リストはさすが!!の一言。
「ため息」は耳元でささやかれるような音。
そして、フジコ ヘミングといえば「ラ カンパネラ」。
迫力のある演奏でした。

実はフジコ ヘミングは若いころに無理をして、聴力に問題があるんだそうです。
現在は治療である程度までの聴力は回復しているのだそうですが、それでもやはりピアニストとしてはいろいろと大変なこともあるのではないかと思います。

ただね、フジコ ヘミングといえばファッションが独特なことでも知られていますよね。
今回のものとは違いますが、こんな感じ



ほんと、独特。

たとえば、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」で美しい音色にうっとりしながら舞台を見るとするじゃない。
そこには、こんな感じの服装のおばあちゃまが…

う~ん

服装の自由は、表現の自由。
なのですが、せっかくの感動が…

というわけで、できるだけ目を閉じて聞いている…と、うとうとしちゃう。
前に座っていたがきんこたちがちょろちょろしたり、保護者のおばちゃんたちがおしゃべりしていらいらさせてくれたので、かろうじて眠らずに済んだようなものよ。

あとね、モーツアルトのソナタ11番。
トルコ行進曲付きのやつ。
たしか、小さいころに娘も弾いた??
娘にギャーギャー言いながら、練習をさせていた自分の姿が目の前に浮かんできました。
苦い思い出がよみがえる…

そんなこんなで、あっという間だった1時間半。
久しぶりにピアノの時間を過ごしました。

お元気で、ずっと演奏活動を続けられますように。
コメント (4)
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