ブラジルで学校襲撃事件が起こると、なぜかほかの国でも同じような事件が起こる?!
2011年4月にリオデジャネイロ・ヘアレンゴ市で公立校襲撃事件が起こった直後も、オランダでショッピングセンターの銃乱射事件が起こりました。
今回もサンパウロ・スザノ市の事件が起こった直後にニュージーランドとオランダの事件。
言葉もありません。
スザノ市の事件では、2人の犯人は最後に一人がもう一人を撃ち、その後自殺しました。
その後、警察が調べを進めていく中で、3人目の犯人が見つかりました。
3人目の犯人は、17歳の少年。
犯行を実行した17歳の少年と同級生だったそうです。
彼は襲撃の計画を立てる段階で参加しました。
ただし、実際の犯行には参加しなかったということと、未成年であるということで、母親同伴のもと少年裁判所で話を聞かれただけで解放されました。
こういうところがブラジルの怖いところだと思うんですけどね。
17歳って十分凶悪犯罪を実行できる年齢だと思うんですけど…
この3人目の犯人によると、今回の事件は1999年にアメリカで起こった「コロンバイン高校の襲撃事件」を参考にしたということです。
「コロンバイン高校の襲撃事件」では、犯人の二人が在学中 酷いいじめにあっていた。
その仕返しのために事件を起こしたと言われています。
今回のスザノ市の事件でも、犯人の一人の母親は「息子はいじめにあっていた」と話しています。
2011年のリオデジャネイロ・ヘアレンゴ市の事件でも、犯人は在学中 女子から笑われるなどされていて、そのため事件の時には女子を選んで銃を撃ったということです。
専門家はこうした一連の事件は「憎しみの文化」の連鎖だとコメントしています。
過去の時間の恨みで、現在の時間を生きる生徒たちが犠牲になるというのも、ひどい話だと思います。
そういえば この事件の直後、大統領府の広報官が発表したコメントが「銃規制の緩和のせいで起こった事件ではない」でした。
それはそうだけどねえ…
そういうことを論じる場面ではないでしょう?!と思ったペケママでした。