この写真を見つけて 結構感動したのよ。
アマゾンの大森林の真ん中を、真っ直ぐに抜ける道路。
上に道路名出てるけど、一体これがどこの道路だか 知らんし。
「TransAmazonica」かな?なんて思ってたけどね。
正解は「国道319号線 Rodovia Álvaro Maia」。
アマゾナス州の州都マナウスとロンドニア州州都ポルトベーリョ間885㎞を結ぶ道路。
1976年に完成し、アマゾン地方にとっては 南の方との物流を結ぶ大切な道路になっているのよ。
ペケママ家がリオからマナウスに引っ越してきた時も、引っ越し荷物はここを通ってきたらしいわ。
わが家では勝手に「海側を通ってきて、アマゾン河は船で運んで来たんだろう」なんて思っていたから、ここを通ってきたって知ってびっくりしたわ。
全長885㎞のこの道路、舗装されているのは1割にも満たない部分。
あとは みんな未舗装。
乾季はいいけど、雨季は…
ぐっちゃ ぐちゃ~。
こういう時のために、近くの集落には常に車を引っ張るためのトラクターが常駐してるんだって。
川を渡る橋もこんな具合だし。
引っ越し荷物 良く届いたわよね。
昔、夫は7月過ぎにこの道路を2週間かけて走ったそうです。
雨季ではなかったけれど、かなりきついコンディションだったみたいね。
昨年2輪でここを走った知り合いは「すごく楽しかった」って言ってた。
ただ、町から町にたどり着くのに 丸一日かかることもあるそうで、ガソリンスタンドを見つけるのに一苦労。
水タンクにガソリンを入れて バイクに括り付けて走ったそうです。
現在実際には319号線は マナウスの港の向かい側で終わり、その後は船でマナウス川に渡るようになっていますが、将来的にはソリモンエス側にも橋が架かり、ネグロ河大橋ともつながって、完全に陸路で行き来ができるようになる予定だとか。
アスファルトにしてもねー、その後のメンテナンスが大変だもんね。
「緑の地獄」とはよく言ったもんだ、と思います。