じゃあね。
16年か。
ずいぶん長く生きちゃったもんだ。
この辺でそろそろいいかな…なんて思ったところで、パパさんが旅行に出ちゃったじゃない?
おかげで もっと長くなっちゃったよ。
本当に楽しいことばっかりだった。
そりゃあ 私の次にいっぱい妹や弟が来て、我慢することもいっぱいあったけど、ママさんもパパさんもお姉ちゃんも いつも私たちを同じように愛してくれた。
いっぱいなでてもらったし、いっぱい抱っこもしてもらった。
いっぱい美味しいご飯ももらったし、パパさんは日本から美味しいおやつをいつも持ってきてくれた。
今度もおやつを待っていたけど、パパさんが帰って来た時には もうおやつを食べられなくなっちゃってたね。
残念だったな~。
今朝、抱っこされて お庭を歩きながら「ほら きっとかりんちゃんが迎えに来てくれるよ。」ってママさんは言ってたけど、本当にかりんちゃんが迎えに来てくれたよ。
かりんちゃんが「ペケ姉さん 行こ!」っていうから、「ワン!」って答えたら 体がすっと軽くなって、かりんちゃんとお空を走ってたよ。
昔 いつもママさんとお散歩に行っていたころみたいに。
パパさんが私のそばで「ペケ!ペケ!」って呼んでくれていた。
私はお空に帰っちゃうけど、ママが「ペケママ」って呼ばれる限り、パパさんが「ペケパパ」って呼ばれる限り、お姉ちゃんが「ペケ娘」って呼ばれる限り、私はいつも家族と一緒なんだよ。
だからみんな 心配しないで。
私は姿が見えなくなっただけで、いつでも「ペケママ家」の中にいるんだよ。
いつでも ママやパパやお姉ちゃんや、弟妹にゃんこワンコを見守っている。
じゃね!
みんな、また会いましょう!!
* * * * *
ペケママ家の原点ともいえるペケ姉さん。
今日 午前9時過ぎ、夫に見守られながら旅立ちました。
16歳6か月。
生き切ったというにふさわしい最後でした。
今までペケ姉さんを愛してくれたみなさま ありがとうございました。
また 落ち着いたら いろいろ ペケ姉さんのことをお話しします。