先日、マンジョッカイモのことを記事にしたとき、「ファロッファ」の話をちょこっとしたら、「ペケママさん アマゾンのファロッファってどんなの?」と質問されました。
なので、今日はアマゾンのファロッファのことをちょこっと書きますね。
「ファロッファ」って言ったけど、これは正式には調理済みのマンジョッカの粉のことで、一般には「ファリンニャ ジ マンジョッカ(Farinha de mandioca)」と言います。
「ファリンニャ」っていうのは「粉」一般のことなので、それだけを使うのはどうかなって思ったのですが(例えば 小麦粉は ファリンニャ ジ トゥリーゴって言います)、調理済み食材と混同しても困るので、今日はみんな「ファリンニャ」って呼んでしまいますね。
ファリンニャ ジ マンジョッカ これが 実に色も形も多種多様。
ちょっと並べてみると…
上がアマゾンのファリンニャ、下が市販されている5つのタイプのファリンニャ。
まあ、写真の大きさが違うっていうのもあるけど、アマゾンの物の方は粒が大きくて丸い形をしているのがわかると思います。
下の一般的なファリンニャは、普通はソーセージやベーコンを細かく切ったものと一緒に炒めて料理の付けあわせにしたり、焼いてパンケーキのようにしたり、また 汁物にとろみをつけたりなど 料理の材料 裏方として使うのが一般的です。
こんなの。ショハスコには必須!!
でもね、アマゾンのファリンニャはそれ自体が主役なの。
ナッツと一緒に口の中に放り込んで食べたり、お魚料理の詰め物にしたり、焼いたバナナの表面にまぶして食べたり...
このポツポツがアマゾン ファリンニャなんです。
一見するとお魚の卵みたいでしょ?
アマゾナスの街 Tefé 近くの町 Uarini の特産で、ここで作られるものは特に「Ovinho(魚の卵) de Uarini」と呼ばています。
ここのものは 特に質が良く、通常の物の2倍以上のお値段なんですって。
ファリンニャって 湿気を含むと嵩が増えるのよ。
昔、アマゾンの奥地に入る人たちは 干し肉とこのファリンニャだけを持って、塩辛い干し肉を少しかじっては このファリンニャを口に含んでよく噛んで、それを食事にしたという話を聞いたことがあります。
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ファリンニャの作り方を調べていたら、いろいろ面白い機械がたくさん出て来たわ。
これは 皮をむく機械。
収穫したマンジョッカは2,3日水に浸して柔らかくしてから皮をむいて...
この機会で 細かく砕いて...
デンプンを取り出し...
アマゾンのファリンニャのあの粒粒を作るためには...
この機械の中に入れ ゆっくり回します。
これが アマゾン ファリンニャの粒粒を作る秘密!
そして、それをこんな具合に炒って乾かしていく、と。
一般に売られているものは こうですけどね。
工程自体は単純だから、昔からアマゾンの奥地の人々の間でも作り続けられてきたのね。
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今回、アマゾンのファリンニャ ジ マンジョッカのことだけ調べてみたけど、様々な料理や歴史的な背景が出てきて 面白かったです。
色々な種類のファリンニャ ジ マンジョッカやそれを使った料理がたくさんあって、まさにブラジルの国民食ね って感じ。
また機会があったら書きます。
みなさんもスーパーに行ったら ちょっと見てみてくださいね。
」
でも、すごく手間がかかるんだね~
すごい!