(10) At the Sign of the Prancing Pony (ii)
- All that is gold does not glitter. - まだ続き
今日はいろいろ割り込みがあり,2ページしか進みませんでした。その分,余計な雑談が多いかも。(笑)
フロドはトロッターがエレンディルの子孫という事に驚き,「では指輪はあなたの物でしょう。」と言います。しかしトロッターは「どちらのものでもない。しかし君がしばらく持っておくように定められた物だ。」
フロドは「もっと早く言ってくれたら私もサムも馬鹿な振る舞いはしなかったのに。」と言うと,「ちっとも馬鹿ではない。サムは今でも私の事を疑っている。当然の事だ。私としても君をちゃんと確認する必要があった。だけど,それとは別に,友達と思って欲しいとも思っていたんだ。信頼されないままではくたびれるしね。それにしても,私の外見は友達としては似合わないかな。(原文But there, I fear my looks are against me.)」
(正式版でアラゴルンこんな事言ってたっけ? ‥あ,さすがに「友達と思って欲しかった」は削除されてました。でも,これは,まさにアラゴルンというキャラクタがホビットのペレグリンから来たという名残ですね)
‥とここでフォルコ/ピピンが,Handsome is as handsome does as we say in the Shire.と割り込みを。これはアラゴルンに対してと,ファラミアに対してと,2回も出てくる割に,正式版読んだだけでは意味がよくわかりませんでした。初期のアラゴルンはおせじにもハンサムではなさそうですから,やっとわかりましたよ。ちょっと訳しにくい,というより,複数の意味がある言葉だと思いますが,「ハンサムであるという事はハンサムな事をするという事‥」 ここでの意味は「いい男は外見じゃないよ」ですね。
ちなみに‥サムが後にファラミアにこれを言った時は,また違う意味で使われているんですね。サムがうっかりボロミアの事を言ってしまった時の事です。こちらではhandsomeとは(残念ながら(笑))外見の事ではないようです。あなたは今まで寛大(handsome)にお話されておりましたが,Handsome is as handsome does.「ホントに寛大かどうかは行動で示さなくちゃ」で,これに続くのが,例の有名なセリフ,Now's a chance to show your quality.なんですね。(サム,結構ずうずうしい)なるほど,handsomeの意味がわかれば,show your qualityの意味も生きてくるわけですね。
ところでハンサム談義と言えば‥,指輪物語は,美男美女の話として有名(ですよね)?ですが,一体いつからキャラクタが「美化」されたのでしょう? 「ホビットの冒険」時代から,今に至るまで,HoMEでは少なくてもエルフを除いては,キャラクタが美男美女とは聞いた事がありませんよ。アラゴルンはもちろん(笑),ボロミアについても「長身で気品がある」以上の記述はありませんでしたよ。これは何かきっかけがあったのでしょうか? そのうちわかるのかな?
話が脱線してしまいましたが,サムはまだ疑い気味。本物のトロッターを殺して手紙を盗む事だってできたはずだ! と迫ります。するとトロッターは,「何故ガンダルフが君をフロドのお供に選んだかわかったよ。」と感心。「しかしもし私が本物のトロッターを殺したのだとしたら,とっくに君達を殺しているよ!」と立ち上がります。彼はとても背が高く,さすがのサムも呆然。
(正式版ではここでサムの「お口ポッカ~ン」が笑えましたが,この時はまだまだそこまで表現は進化してないようです。。)
フロド「すると,ガンダルフのこの文はあなたを表しているのですか? 私は意味のない言葉かと思ってましたよ。」トロッター「意味のない言葉でも結構。もう役割は終ったし。」フロド「実を言うと,バタバーさんが来る前からあなたを信じようとしていたんですよ。ちょっと怖いと思う事もありましたが。」
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今日はいろいろ割り込みがあり,2ページしか進みませんでした。その分,余計な雑談が多いかも。(笑)
フロドはトロッターがエレンディルの子孫という事に驚き,「では指輪はあなたの物でしょう。」と言います。しかしトロッターは「どちらのものでもない。しかし君がしばらく持っておくように定められた物だ。」
フロドは「もっと早く言ってくれたら私もサムも馬鹿な振る舞いはしなかったのに。」と言うと,「ちっとも馬鹿ではない。サムは今でも私の事を疑っている。当然の事だ。私としても君をちゃんと確認する必要があった。だけど,それとは別に,友達と思って欲しいとも思っていたんだ。信頼されないままではくたびれるしね。それにしても,私の外見は友達としては似合わないかな。(原文But there, I fear my looks are against me.)」
(正式版でアラゴルンこんな事言ってたっけ? ‥あ,さすがに「友達と思って欲しかった」は削除されてました。でも,これは,まさにアラゴルンというキャラクタがホビットのペレグリンから来たという名残ですね)
‥とここでフォルコ/ピピンが,Handsome is as handsome does as we say in the Shire.と割り込みを。これはアラゴルンに対してと,ファラミアに対してと,2回も出てくる割に,正式版読んだだけでは意味がよくわかりませんでした。初期のアラゴルンはおせじにもハンサムではなさそうですから,やっとわかりましたよ。ちょっと訳しにくい,というより,複数の意味がある言葉だと思いますが,「ハンサムであるという事はハンサムな事をするという事‥」 ここでの意味は「いい男は外見じゃないよ」ですね。
ちなみに‥サムが後にファラミアにこれを言った時は,また違う意味で使われているんですね。サムがうっかりボロミアの事を言ってしまった時の事です。こちらではhandsomeとは(残念ながら(笑))外見の事ではないようです。あなたは今まで寛大(handsome)にお話されておりましたが,Handsome is as handsome does.「ホントに寛大かどうかは行動で示さなくちゃ」で,これに続くのが,例の有名なセリフ,Now's a chance to show your quality.なんですね。(サム,結構ずうずうしい)なるほど,handsomeの意味がわかれば,show your qualityの意味も生きてくるわけですね。
ところでハンサム談義と言えば‥,指輪物語は,美男美女の話として有名(ですよね)?ですが,一体いつからキャラクタが「美化」されたのでしょう? 「ホビットの冒険」時代から,今に至るまで,HoMEでは少なくてもエルフを除いては,キャラクタが美男美女とは聞いた事がありませんよ。アラゴルンはもちろん(笑),ボロミアについても「長身で気品がある」以上の記述はありませんでしたよ。これは何かきっかけがあったのでしょうか? そのうちわかるのかな?
話が脱線してしまいましたが,サムはまだ疑い気味。本物のトロッターを殺して手紙を盗む事だってできたはずだ! と迫ります。するとトロッターは,「何故ガンダルフが君をフロドのお供に選んだかわかったよ。」と感心。「しかしもし私が本物のトロッターを殺したのだとしたら,とっくに君達を殺しているよ!」と立ち上がります。彼はとても背が高く,さすがのサムも呆然。
(正式版ではここでサムの「お口ポッカ~ン」が笑えましたが,この時はまだまだそこまで表現は進化してないようです。。)
フロド「すると,ガンダルフのこの文はあなたを表しているのですか? 私は意味のない言葉かと思ってましたよ。」トロッター「意味のない言葉でも結構。もう役割は終ったし。」フロド「実を言うと,バタバーさんが来る前からあなたを信じようとしていたんですよ。ちょっと怖いと思う事もありましたが。」