ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

フェローシップ通信+雑談

2005-10-14 23:47:40 | Tolkien・映画
もうSEE上映会もほとんど終わり,メール来ないかと思って,メール振り分け機能からもはずそうかと思っていたのですが(笑),ひさびさにフェローシップ通信が来ました。(よく考えてみれば,いつになるかわかりませんが,ホビットの冒険が映画化されるかもしれないんで,それが終るまでは,メール振り分けに残しておいた方がいいですね。(笑))

一瞬,値段も発売時期も同じ位なので,例のFOTR完全版サントラの話かなと思ったら,何と,劇場版トリロジーBOXセット。ホント紛らわしいったら! あやうく大勘違いする所でした。(笑) でもFOTR完全版サントラも,日本版正式発売が決まったら,またフェローシップ通信が来ると思いますが,どうでしょうか。

ところで,トリロジーBOXセットではなくて,その完全版サントラの方の話ですが,実はちょうど,アメリカ版を買えば,到着は遅れるけど1000円近く安くなるので,日本で買おうか,アメリカで買おうか,迷っている所です。でも,時期的にもクリスマスで混んでいるし,海外から送ってもらうとそれだけリスクも大きいんで,今回は,高いのを我慢して,日本のamazonからにしようかな~と思い始めています。

1度ハリポタの朗読CDで味をしめましたが,アレは値段的にかなり差が(3000円位)あったので,リスクを犯す価値はありましたけどね。それに発売元がイギリスで,アメリカよりは信頼できたし。(笑) (実は1度US版ハリポタ朗読CDで,不良品掴まされた事があります。その時は日本のamazonから買った物だったので,簡単に交換してもらえましたが)

HoME7 V : Bilbo's Song at Rivendell (2)

2005-10-14 23:32:55 | Tolkien・HoME
フロドがビルボと再会した辺りで,この版と正式版との大きな違いは,ビルボがフロドが首から下げている指輪を見て"greedy"な表情をするという場面がまだ入ってないという事。このシーン,映画では,会議の後に移動して,恐ろしく誇張されて表現されておりましたので,覚えている方も多いと思いますが。あとは,ビルボは裂け谷に来る途中で,踊る子馬亭にちょっと立ち寄っていた,というのが入っている事ですね。

さていよいよ問題の,ビルボの詩です。これは,"Errantry"と名付けられています。

トールキンさんによると,
長いと言われるかもしれないが,この詩は三音節(trisyllabic)の近似韻(near-rhymes)による韻文形式(metrical scheme)で,短縮するのは非常に難しい。これはもちろん言葉の妙技(verbal acrobatics),韻文祭り(metrical high-jinks)であり,速度に激しく変化を付けて(with great variations of speed)朗読する為に作られたものである。詩の各区切り(1行空けた所)は速度の区切りで,この区切りの最初は速く,そして次第に速度を落として行く。ただし,最後の区切りだけは例外で,最初ゆっくり,次第に速度を上げる。そこで朗読者は,もちろん,もう1度最初から繰り返す。誰かが「もうたくさんだ」と言わない限り続ける。
だそうです。これは元々,彼やC.S.ルイスが大学の学生達と始めたサークル活動(やがてインクリングスになる)で,こういう遊びをやっていたようです。(そのうち彼とC.S.ルイスと2人だけ残ったとか‥(笑))それにしてもこんな変?な事を大真面目にやるなんて,ホント面白い人達です。

‥と,いう事で,またまた意外な収穫がありました。ビルボの長~い詩の遊び方がわかりましたので,さっそく,各自試してみましょう。(笑)

There was a merry passenger
a messenger, a mariner;
........♪♪♪(汗;)

話の内容はと言うと,正式版ではエルロンドの両親エアレンディルとエルウィングの話ですが,下書き版は何故か,陽気なおじゃま虫?(merry passenger→passengerには足出まといという意味が‥)が,バッタに乗って旅に出て,いろいろな怖い虫(トンボとか蜂とか蜘蛛とか)と戦って,ハチミツを持って帰るという話です。

ところで,その詩をずーっと読んでいたら,驚くべき一節が出て参りました。
He battled with the Dumbledores
the Bumbles and the Honeybees
and won the Golen Honeycomb;
and running on sunny seas
in ship of leaves and gossamer
with blossom for a canopy,
he polished up, and furbished up,
and burnished up his panoply.

えええ~!あの校長先生の名前がこんな所に登場? もともとマルハナバチというハチの種類から来たという噂はきいてましたが,こんなにモロに同じ名前の物があったとは‥。

Run!Run!Run!