ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME7 VIII : The Ring Goes South

2005-11-02 22:52:25 | Tolkien・HoME
さていよいよ大きな修正も終了。まだあと2章ほど,前回の復習が残っていますが,HoME6巻を読み始めてから,1年かかってようやく,旅の仲間出発に漕ぎつきました。これからいよいよ,話はアイゼンガルドの裏切りという次の大きなステージに向かうワケです。

ただその前に,大事な問題が1つ。
「誰が行くか?」というのがまだ残っております。

エルロンドは,9人の黒の乗り手に対応して,9人で行くのがよいだろうと提案します。(おっとここで初めて9人になりましたね!)

トールキンさんの,最初の案と言うか,叩き台がこれ。

ホビット:フロド(1) サム(2)
魔法使い:ガンダルフ(3)
エルフ : レゴラス(4)
半エルフ:Erestor(5)
(ミナス・ティリスに行くので)
人間  :アラゴルン(6) ボロミア(7)
ドワーフ:グローインの息子ギムリ(8)
メリーとピピンは行きたがる,しかし,エルロンドがシャイアでやる事があると言う。ピピンはシャイアに戻るか?

しかし,結局,Erestor案は棄却。メリーとピピンについては,エルロンドはあまり行かせたくないようだが,ガンダルフの後押しで行くという事に決定しました。

6巻に載っていた最初のバージョンが結構正式版に近いので,この版ではほとんど細かい修正ばかりです。ただ,トロッターがアラゴルンになり,レゴラスとギムリが加わった事で,どこか面白い変更があるか,捜してみる事にします。。。

ガンダルフは,ギムリとはおぼろ谷について,レゴラスとは柊郷のエルフについて,少しお話をします。レゴラスは,柊郷のエルフとは遠い縁でしかないと語ります。

そして,ガンダルフは,アラゴルンと,どの道を通るかでちょっとした会議をします。この時,アラゴルンは,モリアをとても恐れております。(どうやら6巻にあった,ローハンの人々に対する疑い(=彼らはモルドールに仕えている)はなくなったようです)

前の版で,ボロミアが体力にモノを言わせて頑張ったCaradhrasのシーン,今回も道を開拓するのはボロミアです。そこでギムリとレゴラスがブツブツと。特にレゴラスがガンダルフに「あなたが私達の前を歩いて雪を溶かしてくれないのは残念だ。」と言うと,ガンダルフは「わしはレゴラスを松明に変えることはできるぞ。彼の命が尽きるまで明るく照らしてくれよう!」するとレゴラス,「助けてぇ~!ドラゴンが魔法使いの中に隠れている! しかしこの状況だと飼いならされたドラゴンの方がよっぽど役に立つよ!」するとガンダルフは,「それ以上言ったら,野生のドラゴンになるぞ!」

‥で,ボロミアが,頭で考えてもわからない時は体を動かしましょう,と言って,肉体労働に励むわけです。(今度はアラゴルンはもちろんお手伝いですよ~(爆))そしてボロミアはメリーを担ぎ,アラゴルンはピピンを担ぎます。フロドはボロミアの逞しさに思わず感動したのだそうです。

ドラゴン問答は以前のバージョンにもありましたが。そーだ,この頃,ガンダルフはずっと機嫌が悪かったんですよね。(笑)

‥という事で,この章はあっさりと終了です。

Run!Run!Run!