この章は「IX : The Mines of Moria(1):The Lord of Moria」と名付けられています。
実はこの章が,いよいよ,最後の「やり直し」下書きとなります。今までが「下書きの下書き」だったわけで,これが終ると,ついに「LOTR正式出版に向けた本当の下書き」が始まるわけです。(全く,何のこっちゃという感じですが(笑))
という事で張り切って読み始めると,クリストファーさんは,お父さんはここも書き直したけれど,もう大した変更はないよ,との事で,あれれ,ちょっとがっかり?ですが,まあ何が書いてあるのか読み進めて行く事にします。
アラゴルンはずっとトロッターと呼ばれていますが,ある時期「Elfstone」になっているそうです。
どの道を通るかの議論をしている時,ボロミアの意見がちょっと面白いそうです。
「もし山を渡る事ができなければ,私が自国から来る時に通った,ローハンと7つの川のある国はどうか。それとももっと南に下り,Black Mountainsを回ってIsenと銀筋川を渡って海岸の方(nigh the sea)からOndに入るのはどうか。」
そこでガンダルフは「あんたが来た時とは状況が変わっておる‥」と言って,賛成しないのですが,「海岸の方からOnd」というのは最終的にアラゴルンが通った道ですよね。なるほど興味深いかも。(やや地名が??ですが)
その時ガンダルフは何故か「あんたは我々とは別に好きな道を通ってミナス・ティリスへ戻ってもよい」とも言っているそう。
「7つの川のある国」はラダガストも話題にしていました。
Black Mountainsとは実は後で転じて何故かWhite Mountains(白の山脈)になるのだそうです。なるほど,それでようやくボロミアの言っていた事がわかりました。(→いずれにせよ,クイーンズタウンのディア・パークの後ろの山の事ね(笑))
クリストファーさんは「7つの川のある国」の位置関係がどうもはっきりしない,ひょっとして間違えたんでないの?とツッコミを入れてます。この辺りの地理的な話は,15章でまた出てきますので,その時にお話しましょう。(って前もどこかで書いた覚えが‥‥(笑))
話題は変わりまして,ここに,サウロンの住処バラド=ドゥアの名前も初見参するそうです。ガンダルフはここに行った者は二度と帰ってこないと説明します。また正式版とほとんど同じという事で,本文中に出てこないのですが,ワーグの襲撃もこの下書きに初登場するそうですよ。(BBC版で,狼の唸り声と,誰かの「Well done, Legolas!」の声がしっかり印象に残っているんですが)
ガンダルフがドアの説明をする所が少し変化したようです。
まずはガンダルフがかつてドアがあった場所を指すと,フロドはドアは見えず,水の中に腐った木の枝や幹を目にするのですが,次の下書きではガンダルフはエルフのドアとドワーフのドアが別々にあったと言います。しかしこれはカット。(クリストファーさんによると,2つのドアの意味は,西のドアからは主にエルフが,東のドアからは主にドワーフが出入りしていた事を示している,らしいのですが。)
彼らが門に到着した時には,今回は月が輝いていました。で,私は6巻の最後を読んでいた時ほとんど気付かなかったのですが(汗)月について言及する事が結構たくさんあったようですが,それらはほとんど削除されてしまったとか。クリストファーさんは,今回の下書きで,お父さんは月齢の計算(日にちと満ち欠けの関係)を間違えていると言っていますが,まあ,それはあのJ.K.Rowlingとて間違える事もある事だし‥(笑)
(いや実は,確かハリポタ5巻だったと思いますが,どっかで月齢の計算が間違っているのだそうです。私ですか?もちろんどこだかわかりませんが(笑))
実はこの章が,いよいよ,最後の「やり直し」下書きとなります。今までが「下書きの下書き」だったわけで,これが終ると,ついに「LOTR正式出版に向けた本当の下書き」が始まるわけです。(全く,何のこっちゃという感じですが(笑))
という事で張り切って読み始めると,クリストファーさんは,お父さんはここも書き直したけれど,もう大した変更はないよ,との事で,あれれ,ちょっとがっかり?ですが,まあ何が書いてあるのか読み進めて行く事にします。
アラゴルンはずっとトロッターと呼ばれていますが,ある時期「Elfstone」になっているそうです。
どの道を通るかの議論をしている時,ボロミアの意見がちょっと面白いそうです。
「もし山を渡る事ができなければ,私が自国から来る時に通った,ローハンと7つの川のある国はどうか。それとももっと南に下り,Black Mountainsを回ってIsenと銀筋川を渡って海岸の方(nigh the sea)からOndに入るのはどうか。」
そこでガンダルフは「あんたが来た時とは状況が変わっておる‥」と言って,賛成しないのですが,「海岸の方からOnd」というのは最終的にアラゴルンが通った道ですよね。なるほど興味深いかも。(やや地名が??ですが)
その時ガンダルフは何故か「あんたは我々とは別に好きな道を通ってミナス・ティリスへ戻ってもよい」とも言っているそう。
「7つの川のある国」はラダガストも話題にしていました。
Black Mountainsとは実は後で転じて何故かWhite Mountains(白の山脈)になるのだそうです。なるほど,それでようやくボロミアの言っていた事がわかりました。(→いずれにせよ,クイーンズタウンのディア・パークの後ろの山の事ね(笑))
クリストファーさんは「7つの川のある国」の位置関係がどうもはっきりしない,ひょっとして間違えたんでないの?とツッコミを入れてます。この辺りの地理的な話は,15章でまた出てきますので,その時にお話しましょう。(って前もどこかで書いた覚えが‥‥(笑))
話題は変わりまして,ここに,サウロンの住処バラド=ドゥアの名前も初見参するそうです。ガンダルフはここに行った者は二度と帰ってこないと説明します。また正式版とほとんど同じという事で,本文中に出てこないのですが,ワーグの襲撃もこの下書きに初登場するそうですよ。(BBC版で,狼の唸り声と,誰かの「Well done, Legolas!」の声がしっかり印象に残っているんですが)
ガンダルフがドアの説明をする所が少し変化したようです。
まずはガンダルフがかつてドアがあった場所を指すと,フロドはドアは見えず,水の中に腐った木の枝や幹を目にするのですが,次の下書きではガンダルフはエルフのドアとドワーフのドアが別々にあったと言います。しかしこれはカット。(クリストファーさんによると,2つのドアの意味は,西のドアからは主にエルフが,東のドアからは主にドワーフが出入りしていた事を示している,らしいのですが。)
彼らが門に到着した時には,今回は月が輝いていました。で,私は6巻の最後を読んでいた時ほとんど気付かなかったのですが(汗)月について言及する事が結構たくさんあったようですが,それらはほとんど削除されてしまったとか。クリストファーさんは,今回の下書きで,お父さんは月齢の計算(日にちと満ち欠けの関係)を間違えていると言っていますが,まあ,それはあのJ.K.Rowlingとて間違える事もある事だし‥(笑)
(いや実は,確かハリポタ5巻だったと思いますが,どっかで月齢の計算が間違っているのだそうです。私ですか?もちろんどこだかわかりませんが(笑))