三丁目の飛行機屋

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撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

米海軍パイロットヘルメット APH-6 シリーズ

2014年02月23日 | 編隊コレクション
雪と寒さで今季は完全に冬眠状態中の私
撮影遠征に出かけられないので、今月2回目の編隊コレクション登場です

今回は久しぶりにパイロットヘルメットの紹介

ヘルメットの前回は、米空軍 HGU-2/AP HGU-26/P を紹介したので
今回は同時期の米海軍型 APH-6 を紹介
ベトナム戦争が激しさを増した1960年代後半から80年代初頭?あたりまで使われていた
米海軍や海兵隊の航空部隊を代表するようなヘルメットだったもの


先ずはシングルバイザーの APH-6/?
?と書いたのは、ヘルメットの名板がリフレクティブ・テープで隠れて確認が不能なので

一応?と書きましたが、たぶん APH-6/A

  
   ヘルメットのバイザーはクリアー

 空母艦載等の戦闘機から爆撃機、輸送機まで広く使われたAPH-6のシングルバイザー

  通常はサングラスタイプのダークバイザーが主流ですが
  夜間攻撃等の出撃が多いパイロットは、クリアーを常備したようです
  バイザーは太陽光を避けると共に、緊急脱出時には
  機体から射出される時の風圧を少しでも避ける役目も持っているので
  夜間出撃のパイロットもバイザーは必需

  
  ヘルメットはリフレティブテープ(反射テープ)が貼られているが
  現在のように何パーセント以上という規定はなかった時代

  このヘルメットは比較的テーピングが多い方、これで救難時の発見を容易にさせている

  
  APH-6シリーズで特徴的なのが、酸素マスクのリテンション金具
  ヘルメット側のメスにあたる部分は
  ノコギリ状のギザギザがある切り欠きになっている

  
  このヘルメットのバイザー部とシェル(本体)部が
  同じヘルメットだったかはわからないが
  バイザーカバーの後部にミドリ色のテープが若干あるのでなんとか~
  

  前回にも書いたが~
  廃棄された軍用品やパーツ類は、ワンロットで払い下げられるものが多く
  その中のパイロット・ヘルメットはバラバラのパーツや大きく破損して出される事が多いと聞く
  欧米でも、それぞれのショップでリペアー&リペイントされて販売されるようだ



もう一つ特徴的なものが、チンストラップ(顎ひも)

先に紹介した空軍型のHGU-系ヘルメットならドットボタンで外せるが
APH-はチンストラップの両端はヘルメットに固定され外れない

使用の度にベルトを緩めたり、締めたりと少々煩わしい

それが理由かわからないが、以後は海軍型もHGU- シリーズを使用
このストラップはこれが最後となったようだ


装着している酸素マスクは MS22001 、ヘルメットのリテンション金具はバタフライ型のもの


ヘルメットに装着する時は、ただ押し込めばいいが
外す時は、バタフライの羽の部分を二本の指でつまみながら外ずす

私はバタフライ金具を単品で購入したが
コレクター時代には酸素マスクより、このリテンション金具の入手が
本国のアメリカでも難しく
マスクよりも高額だった記憶がある


                                                    ~つづく
                                   
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