マーチャンの写真日記(今を感じながら)

ついに退職の日が来ました。
この先どんな生活が展開していくのやら。
趣味の写真を中心に、つづってみたいと思います。

  8月8日(火)  信州へ(5) 乗鞍高原(2) 乗鞍岳ご来光を見に

2017年08月08日 | Weblog

”ご来光バスの中から”

8月2日。乗鞍観光センター前から

ご来光バスが出発したのは午前3時40分だった。

終点まで約50分。

真っ暗闇のヘアピン続きの道を上り、森林限界が近づいたころ

車窓から、既に夜明けのショーが始まっている空が見える。

このバスでは遅い、その一時間前には現場に居なくっちゃ。

そうなると上に宿泊するしかない。

私は7月の半ばころからずっと乗鞍畳平の天候をチェックしていた。

しかし山の天気が安定確実と思われた4日前頃電話すると

既に宿は予約いっぱい。

仕方なく前日はふもとに一泊、より天気の良いこの日にかけたのです。 

バスには添乗員さんが乗っている。

「畳平からの情報によりますと、午前三時現在、

気温7度、無風、視界良好とのことでございます」。

「皆さん、今日はご来光が期待できそうですね。

こんな天気になったのは二週間ぶりですよ」。

そうさ、乗鞍岳の天気をずっとチェックして

来たんだから。腹の中で気合を入れた。

ご来光バスだけは、終点一つ前の岐阜と長野の県境のゲート前、

標高2700mの

臨時バス停に止まる。

下りた瞬間が一番良いんだ。

カメラを出す時間すらもどかしい。

とりあえず懐のタブレットでパチ ↓

昔は、このバス停で下りて、右手の大黒岳に登った。

頂上まで10分程だが、尾根に出るまで東側が見えないのです。

刻々と変わる景色に焦って上ると、

高山病よろしく心臓がバクバクになる。

カミさんはいまだにそのトラウマから抜けられない。

左手の富士見岳はずっと東側が見えているが、

頂上までは途中、足元の雲海が遠くなるのです。

じたばたしない。

バスを下りた場所が雲海が近くそれなりに良いのです。

(カミさん作マーク)

バスを降りてから日の出時刻まで20分弱。

この時間帯こそ長く味わいたい時間なのです。

↓ 

三脚立てて動かない私に対し、

カミさんは富士見岳を少し上った。

東側の雲海は遠くなるが、

大黒岳の西側越しに北アルプスが明けてくるのが見えます。

良い瞬間です。

お天気が良すぎて、揚って来る瞬間の太陽の

グラディエーションを味わう時間がありませんでした。

↓ 

午前5時頃、日の出撮影はひとまず終わった。

ふもとから通常ダイヤのバスの人たちが来るのは7時頃だ。

それまでは比較的静かです。

この二時間を大切に散策しよう。

コメント (2)
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