マーチャンの写真日記(今を感じながら)

ついに退職の日が来ました。
この先どんな生活が展開していくのやら。
趣味の写真を中心に、つづってみたいと思います。

  8月15日(火)  信州へ(12) 乗鞍高原(9) ホシガラスとライチョウ

2017年08月15日 | Weblog

 ”ホシガラス” 8月2日。

日の出から乗鞍岳に居て歩き疲れてしまった。

後はホシガラスとライチョウに出会うだけ。

バス停に戻って11時少し過ぎに早昼に。

元気を取り戻していざ再出発。

案内所では、ライチョウの目撃実績は、

富士見岳か、大黒岳のどちらか。

昨日は大黒岳の県境ゲート近くで出たという。

10時頃からガスが出やすくなった。

こういう条件の方がライチョウは出やすいと言います。

県境ゲートに向かって、鶴ケ池の横を歩いている途中で、

右手の尾根線を越えて左手の池の周りのハイマツに二羽の鳥が入った。

あの大きさならこのあたりではホシガラスしかいない。

10分以上もじっとしている鳥ではない。

しばし飛び出すのを待とうと待っていたが

なかなか出てこない。

居ることが分かれば帰りでも良いや、

と歩きはじめたら、鳴き声を上げながら飛び出し我々を追い越し行った。 

すると二羽目も飛び出し、そこへもう一羽、計三羽となったが、

三羽同時は画面に入らなかった。

県境ゲートに近づくまで、下りてくる人たちに、

ライチョウは見かけなかったか聞いて歩いた。

その中で、関西なまりの男性から、

大黒岳で白いコマクサを見たから、

ぜひ撮ってみたらと勧められた。

「二つ目の熊よけの鐘の少し行った左手の道の石の上に、

こぶし大の石を二つ目印に置いて来た。

その石の右手45度くらいの方向に真っ白なコマクサがある。

わしのカメラでは遠くてどうしょうもない。

あなたのカメラなら撮れるだろう。

わしの秘密の場所や」。

関西の人らしい人懐っこさだ。

大黒岳から下りてくる人からライチョウ親子が居たと情報も得た。

よし、あとひと踏ん張りだ。

↓ カミさんの上りが遅い。

何を撮っていると思ったら、「ここにも白いコマクサあるよ」。

う~ン これはちょっと違うんじゃないの。↓ (カミさん作マーク)

↓ 二つ目の熊よけ鐘は分かったが、数メーター歩いてもそれらしき石は分からない。

第一、石しかない山で、石の上に石がと言ってもどこも石だらけだ。

心はライチョウに。

後ろからカミさんが「ここにあるじゃない」。というから戻ってみた。

確かに石の上にきれいに石が置いてある。右手45度。

まぎれもない、白いコマクサでした。↓

すれ違う人たちに、ライチョウの事を聞くと、

「頂上の小屋の手前に出てましたよ、今見てきました」。

尾根線に出て道の右手にすぐに発見、

雛を四羽ほど連れている。見ている人は誰もいない。

鳥の向きからして間もなく道を横切って左に渡ると思った。

すると前から下りてくる人が近づいて来た。

私はその人が鳥に気が付かずまっすぐ歩いて来てくれた方が、

ライチョウは道を横切るのをやめて、撮りやすいと思って待っていた。

ところがカミさんはそうはいかない。

声こそ出さないが、満身のゼスチャーでちょっと待っててとサインを送ってる。

前からやってきた人は、その意味を測りかねるように数メートル進んで、

足元のライチョウたちに気が付き、

目を真ん丸にして、後ずさりするようにしゃがみこんだ。↓ 

 

人間の記憶はあやふやなもので、

私たちはつい二、三年前に、

お花畑でライチョウの親子と行き会った。

などと話していたが、ブログをたどったら、

2010年7月。もう7年前の事でした。↓ 

http://blog.goo.ne.jp/photo884/d/20100727

明日はダブりますが私もライチョウです。

コメント (2)
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