”札所 三一番参道の秋海棠”
久しぶりにここまで来たのは秋海棠を見ること。
雨上がりにここを上るのは初めての事だった。
もう一つの魅力はこの参道には、俳句の句碑が立っていることだ。
↓ ジグザクの石段の踊り場。
登った正面に、私を待っているように立っていた。
この句を作った人、時代はどれくらい昔なのだろうか。
たった十七文字で、
時代も年も超越して、詠んだ時代と
その人のまなざしと心根に触れたような気がした。↓
↓ 雨に備えた傘だけを持って、カミさんは先に本殿にたどり着いていた。
鳥居のある登り口の事務所も閉まっていて、
今日は誰もいない。
「ついても良いかな」。こわごわと鐘をついた。↓
↓ 本殿は、屋根の倍以上の高さのほぼ垂直な崖にぎりぎりに建っている。
崖の上から、垂直に滝の水が落下しいてる。
この滝は、いつ来てもこの水量があまり変わることがないようだ。
明日もう一回、札所三十一番です。