(蝉-1) 夕方、駅からの帰路。
歩いている私のすぐ後ろに
蝉が落ちてバタバタ音を立てていた。
振り向くとあお向けになったままピクリとも動かない。
数枚撮ってから、もう命絶えたのかなと足に触ったら
また羽をバタバタさせた。
でも又もピクリともしない。
命短し、そのままでじっとしてて良いのかよ。
↓ (蝉-2)
ゴミ出しから帰ったら、我が家の前の道の空中に黒い塊りが。
蜘蛛の巣にかかった蝉であることは分かったが、
よく見ると大きなクモが抱き着いている。
クモの大きさにぎょっとした。
通りかかったAさんがあれはオニグモだと教えてくれた。
それにしてもこの高さの空中にどうやって糸を張ったのだろう。
トラックだって引っかかる高さではない。
お隣の屋根と、我が家側の電線かそれとも屋根か。
私はクモはもっとも苦手な虫だ。
それでも最近は家に入ってくるクモをそれほど毛嫌いしなくなった。
こいつも餌の虫をを探して一生懸命なんだなんて思って。
今回も、かなりぎょっとしたが、なにか厳かなものを見るように見ていた。