ただ建築が好きな走るエンジニア、

日系某メーカーを辞めて外資系に転職。資格、建築デザイン、転職と来て今はひたすらす走ってます。2020別大2:49:13。

大磯中学校のまずい給食(5)〆

2017-10-13 23:59:59 | 日記
大磯中学校のデリバリー給食は10/16以降休止になりました。

業者との契約解除の話が進む中、
業者側から継続できない意思があったようです。

先に思ったこと、結論を書いておきますが、

全員給食に耐えられる品質を整えられなかったことが今回の
失敗の原因だと思います。

既に小学校でベストプラクティスがあったのにそれを
活かそうとしなかった町と教育委員会。

マスコミではなぜか異物混入に視点が行きがちだったけど、
僕が本当にひどいと思ったのは「もやし」。

地産地消とは程遠く、まるで冷凍野菜の詰め合わせ、
その水気と臭い。

私は同じようなデリバリー弁当を職場で食べてますが、
それとは比べようもない低い品質。しかも高い原価。

原価については業者に支払っている金額のみ(約250円)で
給食が作られていると勘違いして

安すぎる原価だから仕方がないだろ的な意見も散見されましたが、
実際には材料費は町と家庭から出ていて原価約600円。

これは誰かおかしなことをしていると思われても仕方がない
でしょう...というレベル。

議員さんたちも今でこそ、あたかも最初から問題に思って戦ってきました
的な雰囲気を醸し出しているけど、どうかな。

給食には別の視点の議論もあります。

弁当持参は低所得もしくは共働き家庭に負担をかけることになる。
今回の件で文句を言っているのはうるさい裕福な家庭。

真偽は分からないけど、確かにそういう傾向もあるのかも知れません。
(うちはどっちでもないと思うけど)

公共福祉の観点からは給食は重要で、品質・原価のバランスを取るには
全員給食が好ましい。その通りだと思います。

だから最初に書いた結論に至ります。

あまり報道で着目されなかったけど、このデリバリー給食制度ができてすぐに
「スクールランチを考える会」ができて試食会や意見交換会、他地域の見学など
繰り返されてきました。

結局それでは町も教育委員会も(多くの議員も)動かなかったけど、
報道に出た一枚の残食の写真で急変しました。

それまでの1年半、あのデリバリー給食を食べさせられた生徒はやはり被害者
だと思う。

大磯中学校のまずい給食(3)
大磯中学校のまずい給食(2)
ノーベル賞と大磯中学校のひどい給食。考えながら走る。

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