横浜の南の外れ、10分も走れば海へダイブ!
そんなところで育った。
妙な街だった。
マックはなかった。
しかし、モスがあった。
東急沿線ではなかった。
しかし、東急ストアがあった。
だから、サンジェルマンもあった。
愛知県でもなかった。
しかし、ユニーがあった。
だから、ユニーの中に寿がきやがあった、
たぶん、当時、関東地方に1軒だけの。
今や関東地方から絶滅してしまった、寿がきやがあったのだ。
ラーメン100円
ソフトクリーム100円
都市伝説がいくつも生まれたけれど、
駄菓子屋のような値段だったから、
厨房の小遣いでも楽勝、週1ぐらいで行っていた。
ソウルフードとは言わないまでも、
それに近いものはあるかもしれない。
昼ごはんを片付けて、ちょっとだけ休む。
たいしてやることもないけれど、
1週間前にスタックしたiPhotoの整理、
これだけはやらねば、と進めるけれど、すぐに飽きる。
だって削除しつづけるだけ、3つあるファイルの2つを。
1番目か2番目がマシなファイルで残りはホントにどうなってる?
そんなファイル・・・見るだけで飽きる。
晩ごはんは簡単。
Sugakiya 和風とんこつ鍋つゆ
もちろん豊橋で買ってきたもの。
東京でも売っている?いや、見たことはないけれど。
キャベツ3枚をざく切りにして、モヤシを洗う。
キャベツと椎茸を入れて、
和風とんこつ鍋つゆをどぼどぼと。
かなりカツオが強い、そんな感じ。
こんな高級なものではないゾ、寿がきやは。
ランチョンマットを和風とんこつ味にする、
そんな氣はさらさらなかったけれど、
蓋を閉めてぐらぐらさせていたら吹いていた。
慌ててペーパータオルを出動させ、
ランチョンマットを変え、ホットプレートも拭き、
吹きこぼれた分の水を加える。
沸騰したら豚バラ肉を投入。
蓋を閉じても、今度はしっかりと見張りにつく。
モヤシを放り込んで、またを蓋をする。
で、モヤシの水を切っていたボウルとざる、
まな板や包丁などを洗っていたら、吉本新喜劇が起こる。
またもホットプレート吹き出し、
ランチョンマットはまたも和風とんこつ味となる。
幾多の苦難を乗り越えて、ようやく、だ。
かろうじてシャキシャキ感が残っているモヤシ、
単純に甘い繊維質に成り下がったキャベツを
豚バラ肉で包んで食べる。
しかし、二度の吹きこぼれを経験したスープは、
カツオの香りも吹きこぼす。
ああ、残念、コレはマジで。
鍋の〆は胃が拒絶するので、家ではないけれど、
寿がきやのスープである。
藤原製麺「鍋〆ます」
聞いたことのないメーカーだけれど、
円山動物園のシロクマラーメンや熊出没注意ラーメンなど、
キワモノとしか思えないラーメンなどを販売している。
嫁さんが小麦関係の展示会でもらってきたのかな?
コレを鍋に放り込む。
ほぐれてから1分ぐらい。
伸びないと称する麺はアルデンテ、
驚いたことに。
さらに驚いたのは、スープの濃さ、
さんざん吹きこぼし、水で薄めたのに。
増粘剤でも入っているとしか思えないぐらいのドロドロさ、
ガキの頃に食べたさらさらとしたスープとは違いすぎる。
ただ、このスープ、ホントに何味なんだろ?
都市伝説を信じる気はないけれど・・・