2016年12月20日OA
フジテレビ ヤングシナリオ大賞授賞作品
「超限定能力」
「あー、疲れた!座りたい!」
電車の中でそんなこと思った経験ありませんか?誰しもが電車に乗った時に抱くささやかな願望。そんな能力がある日突然自分に備わったら…?という妄想をドラマ化 したもの。
目覚めると乗客の頭に駅名を示した文字が見えるようになる。
やがて彼はそれが「その乗客が降りる駅」なのだと分かる。電車の中でしか発揮されないこの能力だが、舜太郎はラクして電車で座れるようになり、その能力を楽しむ。
ところがある日、「駅名が出ない」乗客がいて、その人が亡くなってしまった。
つまり、死を予言しているようだ。
そして、そこから生まれる生と死の葛藤が描かれる。
て、いうドラマ。
この超限定能力なのだが、実はある話しなのだ。
ドラマのように行き先が見えるわけではないが、ロングシートの中で一番早く降りる人が分かるという人がいる。
そういう能力の人に「なんで、分かるの?」と聞くと皆んな、口を揃えて「なんとなく」といい、「強いて言えば、ソワソワしているように感じる」という。
霊感ではなく、感受性が強いらしい。
また、少しだけ先の未来も見えるらしい。
それも、やはり「胸騒ぎがする」ようだ。
だから、意外にこの作者も実は“超限定能力”の持ち主なのかもしれない。
http://www.fujitv.co.jp/cho_gentei_noryoku/