通信教育の俳画講座を受け始めてちょうど1年。
当初は月に一度のペースで作品を送り、添削を受けていのだけれど、学習が進むにつれ難しくなり、近頃は自分の立てた計画どおりに運んでいない。
最初のころは先生のお手本を見ながら描いていたのが、11回目の「胡瓜」からは先生のお手本を離れ、絵の対象を写生するところから創作へと移っている。
今回の「柚子」は、先生のお手本や、絵と賛(俳句)を紙面のどこに配置するかのヒントがあるものの、自分で工夫して描くという課題。
何枚も損じながら、なんとか仕上げた。
ゴールデンウィークに入る前、添削された作品が戻ってきた。
先生からのご指導は、”右側の二つの柚子を少し重ねて描くと、まとまりが出て、画面に奥行が生まれるでしょう”とのことだった。
ヒントの構図にある不等辺三角形に倣い柚子を配置したつもりだったけど、重ねてもよかったんだ、と気づいた。
以前、生け花を習っていたとき、不等辺三角形を意識して挿すと学んだことがある。
あらためて俳画などにおける「不等辺三角形」について調べていくと、和食の盛り付けの配置も、山野草の寄せ植えや日本庭園の樹木の配置も、不等辺三角形に基づいていることを知った。
少しバランスをくずしたところに自然の美があるのだとか。
奥が深い。
次の課題は、あざみを短冊に描くというもの。
これもお手本はあるものの、自分なりに創作していく課題。
GW中に練習しようと思いつつ、手つかずになってしまった
「令和」だ、10連休だと浮かれていた気分を落ち着かせ、筆を持つことにしよう。