1年ぶりに会う

2015年01月07日 | 健康・病気

12月26日(金)の夕方、玄関のチャイムが鳴った。
こんな時間に誰かな?、と思った。
これまでこの家にいて訪ねて来たのは、宅配便か宗教の勧誘の人だけだった。
玄関のドアを開けるとこの家を購入したときの不動産会社の担当者Kさんがいた。
懐かしさで胸が熱くなった。
この家を紹介してくれてから、契約にたどり着くまでいろいろお世話になった。
特に、住宅ローンを組むときはいろいろ教えていただいた。
それらのことが、頭の中を駆け巡った。
なにしろ経済的に余裕のない私と女房に適切なアドバイスをしてくれて購入まで導いてくれた。
そりゃ、彼はなんとか家を売って、自分の成績を上げたいという気持ちでやってくれたことだろう。
ただ私たちとしては、それだけを感じたらきっと彼から家を買わなかったと思う。
金がなくてもなんとか家が欲しい、という思いを持った女房と私の力になってくれた。
私は、リフォームしたところを見てもらいたくて、家の中にKさんを入れた。
玄関・階段の壁紙、和室の壁の塗装、そしてダイニングなどを見てもらった。
立ち上げていたパソコンで九想話のリフォームのところも見ていただいた。
Kさんは「綺麗にやりましたね。素晴しいですよ」と絶賛してくれた。
彼が一番この家の汚さを知っている人間です。
「よくここまでやりましたね」ともいってくれた。
「いや~、自分の家ですから必死でした」と私。
この家のリフォームをして一番見せたかった人はKさんだった。
彼はお茶も差し上げなかったのに、社名の入ったティッシュペーパーを5箱置いて帰って行った。
うちの息子ぐらいの年齢の青年です。
よく不動産の営業をやっているなと思う。
私には絶対できない仕事だ。
彼には仕事を続けてもらって、家を買いたいと思っている貧しい人の力になって欲しい。

コメント (4)
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