孤高の歌姫 ちあきなおみ

2015年10月09日 | 健康・病気

ちあきなおみ 冬隣.



> いまBS7のちあきなおみ見ています。
> 夜へ急ぐ人、紅い花、黄昏のビギン、ちあきなおみ最高です。

7日の夜、新所沢で飲んで帰る電車の中の私の携帯電話に、友人からメールが入る。
私は「その番組を、埼玉に来て録画予約した」と返信する。
埼玉の家ではBSが観られます。
BSジャパンの「武田鉄矢の昭和は輝いていた」という番組だった。

私は家に帰って風呂に入り、
西友で買ってきた半額(170円)になったマグロの刺身と日本酒をコタツの上に置いた。
テレビをつけて、録画リストの「武田鉄矢の昭和は輝いていた」に合わせて「決定」ボタンを押す。
“本日のお客様”は、「喝采」「劇場」「夜間飛行」などの楽曲を手掛けた中村泰士、
「かもめの街」「冬隣」、最後のシングル曲「紅い花」を作曲した杉本眞人、
音楽プロデューサーで、ちあきと共に、数多くのヒット曲を世に送り出し、
歌手ちあきなおみを最も近くで見て来た東元晃だった。

「四つのお願い」「役者」「かもめの街」「禁じられた恋の島」「ダンチョネ節」
「喝采」「リンゴ村から」「夜間飛行」「矢切の渡し」「紅とんぼ」「夜に急ぐ人」
「口笛が聞こえる港町」「紅い花」「黄昏のビギン」の曲が、番組では流れた。

それぞれの唄のエピソードを武田鉄矢、中村泰士、杉本眞人、東元晃が語った。
「禁じられた恋の島」の歌詞がすごいと武田がいう。
♪紙のフクロをぶらさげて
ってのはすごい、AKBは歌わないよな、と武田。
中村、杉本は、ちあきのレコーディングする姿を見たことないという。
その現場には立ち会っているのだが、ちあきは姿を見せないようにしているという。
ちあきは、作曲者よりも曲を理解して歌ってくれた、と中村も杉本もいう。
「喝采」は、詞先。中村は登場人物を殺すなと吉田旺(作詞家)にいったが殺された、といって笑う。
A・B・Aというメロディなのに、ちあきが歌うと、最初のAが後のAと同じAじゃない。
「喝采」は、過去、過去完了、現在という時間がひとつの曲の中にある。
「四つのお願い」ではやさしく語りかけるように歌うのに、「喝采」は、無機的に事実を語っていく。
レコード大賞を取って、東元晃がちあきをハワイに連れて行ったとき、
空港で「『喝采』がレコード大賞でよかったね」という女の子の言葉を聞いてなにより嬉しかった。
こんなことが番組では語られた。

私は、TAKIO BANDをバックに唄った「ダンチョネ節」が一番よかった。

コメント
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