「助けて!きわめびと」(NHK総合8:30~)を観た。
先週と今週は「大人の色気を磨きたい」と悩む女性のことを取り上げていた。
それを美容家のIKKOが解決する。
私はIKKOという人をあまり知らない。
> バラエティーで大活躍のIKKOさん。
> その素顔は、余貴美子さんや檀ふみさんなど名だたる女優を輝かせてきた美容家。
> ヘアメイクのプロとして絶大な信頼を得ています。
とNHKの「助けて!きわめびと」のサイトには書いてある。
2週続けてこの人のことを観てきて、苦労して美容家としての地位を築いてきたんだろうなと思った。
「完結編」の今日は、色気を身につけたいと悩んでいる女性に着物を着せた。
IKKOが20年前から通っている着物のお店に行く。
その店はIKKOが心の師匠と慕う池田重子という女性がつくった。
日本を代表する着物コレクターとして知られ、着物を通して、女性の美学を広めた人だそうだ。
この人が遺した「自分が酔わなければ、人を酔わせられない」という言葉がIKKOの人生を変えた。
> それまで外見にとらわれてばかりだったIKKOさん。
> その反面、自分に自信が持てず、不安ばかりを抱えていたと言います。
> 池田さんの言葉で気づかされたのは、色気にとって大切な生き方。
> 自分“に”酔っていてはダメだけど、自分“が”酔うことは大事だということでした。
> 周りの目にとらわれず、自分の芯となる生き方を見つけていけば、おのずと色気につながっていく。
> そのことを学んだと言います。
最後の夜、秩父の旅館ですっぴん(浴衣を着ていたから湯上がりか?)でIKKOが女性にいう。
IKKOは彼女の長所である「笑顔」が、色気を磨くための“最大の壁”だと指摘する。
「私もあなたと同じだった」
相手に気を遣いすぎるから“笑顔”で場をなごませようとする。
それを続けているとそのうち相手から“小バカ”にされるようになる。
“小バカ”にされたらおしまいだとIKKOが女性に強くいう。
「悲しみが、哀愁に変わるときがある」
私は、IKKOという人が好きになった。