12年前のビデオ

2002年04月28日 | 家族

1990年の家族を撮った8ミリビデオを
VHSテープにダビングした。
私の8ミリビデオは16年前に買ったもので、
もういつ壊れてもおかしくない状態だ。
壊れたら8ミリビデオが見られなくなるので、
数年か前から、VHSにダビングしている。

テープの最初に映っていたのは7月29日だった。
茨城の実家の上棟式の日だ。
息子たちが10歳のときで、
忙しく動き回る大人たちの中で、
ゲームボーイをやってたり、
ふたりで勝手に遊んでいる。
そんな息子たちを親父が見つめていた。
たしか、新しい家に1年ほど住んで死んでしまった。
おふくろがにこにこして洗濯物を片づけていた。
あの活きいきした目は、もうない。
このGW中には「ひだまりの家」に行ってこよう。

次ぎが8月16、17日で、
茨城の阿字ヶ浦海岸近くで友だち家族と
キャンプをしたときが映っていた。
その後が小学校の運動会。
茨城で過ごした年末。
91年の5月2日の夕食模様、
7月3日の息子たちの誕生日の夜。

息子たちはカメラの前で明るく、
おしゃべりだった。
あんなに表情豊かだったのに、
現在のUとKは無表情だ。
おそらく私の前だけのことだと思う。
友人と酒を飲むときは、
明るく話しているんだろう。

それにしても、
私はなんの成長もしていない。
あの頃、仕事が忙しく会社からの帰りは遅かった。
小説など書いてなかった。
30代前半は毎日必死になって書いていた。
それが悔やまれる。
あの頃、真剣に書いていたら…。
いや、書き続ける才能がなかった。
今もそうだ。
こんなものを書いて、自分をごまかしている。
こんなの毎日書かないで、小説を書けばいい。
小説を書けないから、“くそ話”に逃げている。
そういう自分が恥ずかしい。
ナサケナイ。

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