自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

3年前のスズカ(1時間サイクルマラソン)

2005-08-26 | Weblog
 風邪で休暇を取った。何とか今日の内に完治しないと大変なことになる。
 2002年のスズカサイクルマラソンの記録があったので、長いけど載せます。
(ms97通信用に作成しお蔵入りしてしまったものです)
鈴鹿シマノ 一時間サイクルマラソン     
今年(2002)の鈴鹿は土曜開催のこのレース?のみの参加である。一週間前の「乗鞍」の結果が目標(90分)に届かず、くやしい思いのずっと引っかかったままのスズカである。
 レースの招集時も出店を冷やかしていて、遅れそうになる始末である。339番のゼッケンは先頭集団に追いつくまで300人程度抜かさなくてはならない。
 スタートの合図。ぐんぐん加速してまずはシケインをめざす。
 シケインでは先頭は見えず、西ストレートを追い風を利用して飛ばす。スプーンまでには集団の中に入ることが出来た。まずは一安心。しかし、雨が降り出してきた。なんということだ。ヘアピンまでにはずぶぬれだ。今日の目標を「安全第一、集団ゴール」とする。雨のレースは生まれて初めてだ。途中で止めようかな、なんて弱気の虫が頭をもたげる。土砂降りと言って良い雨が顔に当たって痛い。「なんてレースだ」
前車のタイヤが巻き上げる雨水が顔に降りかかる。思わずなめてみる。「まずい!」
突如「落車ぁー」の声、何でこんなところでと思うようなところで転けていた。他ごと考えていたら危ないな。滑らぬよう、さわらぬよう前をしっかり見ながら走行だ。メーターなんて雨で見えにくくなっているし、必死で集団について行くだけだ。前なら跳ね上げる水をかぶらなくても良いかなと思って前に出てみたりする。しかし、風と雨をいただくことには変わりない。
後半にはいると、コースの折り返しの立ち上がりで後続を振り切るためかスパートがかかる。こちらは振り切られてたまるかと必死で着いていく。8周目ぐらいでその勢いで前に出る。先頭は恐れ多いので、4番手に。西ストレートは緩やかな下りで追い風ときてスピードが乗る。一番好きな場所だ。快調に飛ばす。先頭から7,8人は一列棒状で気持ちがよい。スプーンの手前でふと後ろを見ると「大塚和平」氏ではないか。こんな一列状態で中切れをしては申し訳ないと、手を振って横へ移動。前へ行ってもらう。とたんにどどどっと集団の中へ埋没。
そんな状態で周回(何周しているのかもう分からない状態)が終わり、ダンロップコーナーへ。S字カーブでは横のバイクと触れそうに、「こんなところで死にたくないよー」などと声を出した。30から40番手でS字を下る。周回遅れの先行者がいるなど思わぬ状況。最終コーナーは全くインになってしまった。「安全第一」で位置取りも何もない。
最終コーナーをまわって全開状態へ、ぐいぐいペダルを踏んでいく。平均スピードが遅いため、足が余っている。ところが、端っこは周回遅れなどで踏み込みを加減する状態。それでも前車を縫うように全力疾走。ゴールラインが見えた。後一人差せそう!と思い、踏み込んで並んだが、0.004秒差でだめだった。 
 ゴールラインを越えてから、ゆっくり走る大塚氏に声をかけた。「頭ぁ押さえたが、逃げられたぁ」と、べらんめえ調の答えがくやしそうだ。
 こうして、私のスズカは終わった。雨も小降りとなり、やがて止んでいった。
一時間走り切れて、乗鞍の悔しい思いも、何か吹っ切れた感じだ。
 
(結果は20位、大塚氏は2位その差3.5秒、距離にして50m以上。集団の位置関係から少なくとも最後のストレートで30mは離されている。とても勝負になりません。)

 26日、台風一過 天気は最高です。
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